JICA海外協力隊カンボジア派遣60周年記念式典の開催
掲載日:2025.11.19
イベント |
イベント:JICA海外協力隊カンボジア派遣60周年記念式典
日時:2025年10月13日(月)
場所:カンボジア日本人材開発センター(CJCC)Angkor-Kizuna Hall(プノンペン)
来賓としてプラック・ソコンカンボジア政府副首相兼外務国際協力大臣と植野篤志在カンボジア日本国駐箚特命全権大使が出席し挨拶した他、政府高官、派遣中隊員とカウンターパート、カンボジア在住の隊員経験者など215名が参加しました。JICAからは田中明彦理事長と大塚青年海外協力隊事務局長の他、東南アジア・大洋州部、青年海外協力隊事務局、カンボジア事務所の関係者が参加しました。
JICA海外協力隊事業は1966年に始まり、今年度で60周年を迎えました。カンボジアには、これまで840名のJICA海外協力隊が派遣されてきました(2025年9月1日時点)。本式典は海外協力隊カンボジア派遣60周年を記念して、「歩みを止めず、想いをつなぐ」ことをテーマに、これまでの日本とカンボジアにおける協力隊事業の関係者への感謝を示すとともに、今後の協力隊事業継続のさらなる発展と、両国の一層の信頼関係の構築を目指して開催されました。
式典第一部では、讃井一将JICAカンボジア事務所長が司会を務め、両国の国歌斉唱、隊員活動を紹介する映像披露に続き、開会挨拶、来賓祝辞、隊員活動紹介が行われました。
プラック・ソコンカンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣からは、「海外協力隊の最初の派遣国の1つであることを誇りに思う。初期からの海外協力隊の派遣は両国の間に強固で永続的な友情の基礎を築き上げ、その絆は年月を重ねるごとに一層深まり、豊かなものとなっている。今日まで、そしてこれからカンボジアに尽力してくださる全ての海外協力隊の皆さんに心から感謝申し上げる。皆さんの献身、専門性、そして真摯な協力の精神は我が国にとってかけがえのない宝です」と祝辞をいただきました。
写真:スピーチをするプラック・ソコンカンボジア政府副首相兼外務国際協力大臣
植野篤志カンボジア特命全権大使は、日本とカンボジアの関係は、世界の課題に共に立ち向かうパートナーであり、ODAにおいては将来を見越した支援として人材育成が重要であり、その先頭を走るのがJICAでありJICA海外協力隊であると述べられました。
田中明彦JICA理事長は、これまでの協力隊の活動を通して両国の友情が醸成され、日本とカンボジアの国家関係の構築に貢献している。日本と世界の課題解決のため協力隊の更なる発展に取り組むことを述べました。
写真:スピーチをする植野大使
写真:スピーチをする田中理事長
式典第二部では、柳美穂隊員が司会進行を務め、隊員による活動紹介が行われました。活動紹介は全てクメール語で行われ、隊員だけでなく隊員が日頃一緒に活動するカウンターパートも登場し、趣向を凝らしたパフォーマンスで会場を沸かせました。
写真:カウンターパートも参加した隊員活動紹介
閉会挨拶は、大塚卓哉青年海外協力隊事務局長が務めました。世界や日本が抱える今日的な課題に触れ、その中でのJICA海外協力隊の重要性を強調し、事業価値を高めることでカンボジアをはじめ世界の人々を元気にすることを誓い、挨拶を締めくくりました。
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