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【COP30サイドイベント】Beyond Recovery: Building Back Better for Climate-Resilient Cities

掲載日:2025.12.10

イベント |

報告者

氏名 所属 肩書
上西美樹 地球環境部環境管理・気候変動対策グループ 主任調査役

概要

開催日:2025年11月12日
主催:イルラー銀行(ILBANK)
会場名(パビリオン名):トルコパビリオン

登壇者

氏名 所属 肩書
Ş. Altuğ TAŞDEMİR イルラー銀行 Head of International Relations Group
伊藤晃之 JICA 地球環境部長
Rachael BARZA 欧州復興開発銀行 Associate Director, Climate Adaptation and Nature Finance
Daouda Ben Oumar Ndiaye イスラム開発銀行 Manager, Climate Change and Environment Division, Reliance and Climate Action

背景・目的

本イベントは、ILBANKが主催し、欧州復興開発銀行、JICA、イスラム開発銀行などの国際機関による支援を受けて実施された地震後の環境インフラプロジェクトから得られた経験を共有することを目的としています。
イベントでは、給水、排水処理、雨水管理、固形廃棄物管理に関連するプロジェクトで導入された技術的な解決策、気候レジリエンスの基準、グリーンファイナンスの手法等について取り上げます。さらに、これらのプロジェクトと「気候変動対策」「持続可能な都市」「包摂的な開発」との関連性にも焦点を当てます。

内容

・JICAから、気候変動分野及び防災分野のグローバルアジェンダに基づき、トルコを含む各国においてコベネフィット型気候変動対策としての環境インフラ等に関するBuild Back Better(より良い復興)の取組みや事前防災投資を進めている旨を説明しました。また、気候変動による影響は将来長期間にわたって生じることが想定されることから、「質の高いインフラ投資」にも言及しつつ、気候変動に強靭なインフラ整備を行うことの重要性を説明しました。
・EBRDは、その支援の多くが民間セクター向けでありILBANKと連携しつつ中小企業に対する復興支援に注力していること、その際に今必要なものではなく将来的に必要となるものを考え、病院や水施設など洪水などの災害に強靭なインフラ整備を行ている旨を紹介しました。
・IsDBは、無利子での貸付けを行うことにより、トルコにおいても地方自治体のインフラ復旧支援などを実施している旨を紹介しました。支援に当たっては、IsDBが有するセーフガードや調達のガイドラインの順守が重要であり、そのため支援を受ける自治体の能力強化に向けた技術協力もあわせて実施していくことが重要である旨説明しました。

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登壇者

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JICA伊藤地球環境部長によるプレゼン