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【COP30サイドイベント】クリーン・シティ・パートナーシップ・プログラムセミナー

掲載日:2025.12.19

イベント |

報告者

氏名 所属 肩書
上西美樹 地球環境部環境管理・気候変動対策グループ 主任調査役

概要

開催日:2025年11月12日
主催:環境省
共催:JICA、地球環境戦略研究機関(IGES)
会場名(パビリオン名):ジャパンパビリオン

登壇者

氏名 所属 肩書
土居健太郎 環境省 地球環境審議官
伊藤晃之 JICA 地球環境部長
藤井裕久 富山市 市長
クラウディオ・カストロ チリ・レンカ区 区長
桑原道 カナデビア株式会社 取締役社長
*横山英幸(ビデオメッセージ) 大阪市 市長

背景・目的

パリ協定で定める 1.5 度目標の達成における都市の役割がますます重要になってきている。環境省では、世界の都市が直面する今日的仮題に多角的に対処するため2023年2月、JICAとともにクリーン・シティ・パートナーシップ・プログラム(C2P2)を立ち上げ、日本の自治体・民間企業・金融機関等の参画を得て、国際開発金融機関等とも連携しながら、パートナー都市における気候変動・環境汚染・循環経済・自然再興を含む都市課題に対して包括的相乗的な支援を提供している。このような取組は、都市の脱炭素・都市課題解決に向けた国・自治体・民間といったマルチレベルの協働の先進的なモデルケースとも言える。本セミナーは、環境省及びJICAの取組とともに、自治体の首長、民間企業等から、環境省が実施する脱炭素社会実現のための都市間連携事業(C3P)の事例を紹介する。

内容

・環境省から、C2P2は拡大を続けており今後も環境省とJICAの知見を動員して都市間連携を推進する旨、また、インドとのJCM署名を踏まえ今後の発展を期待する旨挨拶がありました。
・JICAからは、廃棄物処理を巡る東京の経験を紹介しつつ、C2P2と連携して推進中の「JICA Clean City Initiative」(JCCI)に基づく環境セクターの支援を通じた気候変動緩和・適応策の推進について、バンコク・横浜市連携やベトナム・バリアブンタウ州と北九州市の連携事例を交えて紹介しました。
・富山市とレンカ区(チリ)からは、両市区の取組みの紹介とともに、連携事例として温暖化に関するすごろくを作成・共有し市民の巻き込み、子供への教育に取り組んでいることが紹介されました。
・大阪市からはビデオメッセージにおいて、C2P2のもとで民間企業と連携してベトナム、タイなどで脱炭素技術を導入していることやインドとのJCM署名を受けてインド・マハラシュトラ州との連携を開始した旨を紹介されました。続いて、同連携において、カナデビア社が有するガスのメタネーション技術を活用する旨が紹介されました。

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登壇者

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JICA伊藤地球環境部長によるプレゼン