JICA地域福祉研修2026からの学び―地域と人をつなぐ社会福祉に向けて―(2026年2月6日~20日)
掲載日:2026.07.21
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2026年2月6日から20日にかけて、JICAは日本において「地域に根ざした社会福祉の推進」をテーマとした研修を実施しました。本研修には、ケニア、パプアニューギニア、タジキスタン、タイから実務者が参加し、地域の取組とそれを支える人々との「つながり」の大切さについて学びました。JICA「ASEAN地域における社会福祉人材育成プロジェクト」も、タイのカウンターパートとともに本研修に参加しました。同プロジェクトは、2025年8月に開始された技術協力プロジェクトで、ASEAN社会福祉・ソーシャルワーク研修センター(ATCSW)、タイ社会開発・人間の安全保障省(MSDHS)、JICAが連携し、地域の社会福祉人材に向けた質の高い研修基盤の強化と学びの機会の拡充を目指しています。
本研修では、日本の地域福祉の特徴である、行政、民間団体、地域住民が連携しながら支え合う仕組みを、講義や現場視察を通じて学びました。市川市や横浜市、文京区、常総市での地域福祉関連機関等への訪問では、地域の居場所づくりや、災害時に備えた支え合いの取組、社会福祉士やボランティアの活躍について理解を深めることができました。また、本研修を通じて、研修員は日本の地域福祉の強みとその意義を再確認し、ボランティアのマネジメントや災害時における市民社会の関与、高齢化社会への対応といった点について、ASEAN地域にとっても有益な示唆がありました。
研修の最後には、それぞれの国に合ったアクションプランを検討し、日本で得た学びをどのように自国で活かしていくかを話し合いました。参加者からの発表は、地域固有の人的資源やネットワークを活かしながら「誰も取り残さない」社会やコミュニティづくりを進めるための、多くの示唆を与えるものでした。
「ASEAN地域におけるソーシャルワーク人材育成プロジェクト」では、地域におけるコミュニティサービスの調整役として重要な役割を果たすASEAN各国のソーシャルワーカーの能力強化に向け、研修参加者ネットワーク及びプロジェクト実施機関とともに、知識共創の取組を継続・発展させていきます。
文京区にある「こびなたぼっこ」(地域のコミュニティスペース(居場所))訪問時の様子
タイ参加者(5名)のアクションプラン発表の様子
アクションプランの発表後に質問を受けている様子
タイからの参加者の集合写真