アジアGXコンソーシアム第3回ハイレベル会合
掲載日:2026.10.29
イベント |
アジアGXコンソーシアム第3回ハイレベル会合:ASEANにおけるトランジション・ファイナンスの実装加速に向けて
2026年10月23日
アジアGXコンソーシアム
フィリピン・マニラ
金融庁、フィリピン証券取引委員会をはじめとするASEAN各国金融当局、アジア開発銀行(ADB)、金融機関等。JICAからは稲田特命審議役が参加。
アジアGXコンソーシアム(AGXC)は、ASEANにおけるトランジション・ファイナンスの推進に向け、日本・ASEANの官民関係者が議論を行う枠組みです。
同コンソーシアムは、アジアの地域事情を踏まえた実務的なトランジション・ファイナンス手法の形成と案件組成につなげるため、金融庁、ASEAN金融当局、アジア開発銀行(ADB)、グラスゴー金融同盟(GFANZ)、金融機関等の参画の下、2024年10月に設立されました。
今回の会合では、2026年の取組成果として、ASEANの政策枠組みと日本の金融実務との共通点・ギャップを整理した年次報告書および「ASEAN Transition Plan Handbook」が紹介されるとともに、ASEANにおけるトランジション・ファイナンスの更なる推進に向けた今後の取組について意見交換が行われました。
会合では、企業の移行計画を実践・高度化し、実際の資金調達につなげるための方策について、金融機関や投資家を交えて議論が行われました。また、トランジション・ファイナンスを拡大するため、各国の事情を踏まえた政策枠組みの活用、国別プラットフォームやブレンデッド・ファイナンスを通じた資金動員、中小企業への展開、能力強化などの重要性が指摘されました。
JICAからは、移行計画を具体的で投融資可能な案件につなげ、実際の資金フローを生み出していくことが次の課題であることを指摘しました。その具体的な取組として、シンガポールのFAST-Pイニシアティブに基づく海外投融資出資案件「アジア・トランジション・ファイナンス推進事業」等を紹介し、ブレンデッド・ファイナンスを含む公的・開発金融を活用したリスク軽減と民間資金の動員の重要性を発信しました。
JICAは今後も、資金協力に加え、政策・制度整備や能力強化、案件形成支援等の開発協力の知見を活かしながら、AGXCへの参画を通じ、ASEANにおけるトランジション・ファイナンスの実装と民間資金動員に貢献していきます。
会合の様子
会合の様子