カザフスタン及びキルギス共和国に関するオンラインセミナーを開催しました

2020年11月11日

国際協力機構(JICA)は、10月6日(金)及び10月30日(金)に、それぞれカザフスタン及びキルギス共和国に関するセミナーを、オンラインにて開催しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、JICA専門家は避難のため日本に一時帰国中であることを逆に良い機会と捉え、日本にいらっしゃる関心のある方々向けにカザフスタン及びキルギスを始めとする中央アジア諸国をより身近に感じてもらえる機会を提供するべく開催しました。感染防止の観点からオンライン開催となりましたが、物理的なセミナーではなかなか参加しづらかった方々合計約200人の参加を得て、新しい発見や新たなつながりが生まれる結果となりました。JICAは、今後も、今回のようなオンラインセミナー等の活動を進めて参ります。

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カザフスタンに関するオンラインセミナー

イベント名:カザフスタンセミナー ~こんなブルーオーシャン市場があったのか~
開催日時:2020年10月9日(金)14:30~16:30 (於:JICA関西コラボデスク(大阪)から配信)
主催者他:(主催)JICA
主な登壇者:JICAカザフスタン山中専門家(中小企業振興)、東京製綱アルマティ堤副社長、クロシモ杉江代表、カザフスタン日本人材開発センター(KJC) オラガズリエバ所長
参加者数:約70人
関連リンク: https://www.prex-hrd.or.jp/system/wp-content/uploads/2020/09/e35a0134cbdc096819d135d2ab2c8032.pdf

キルギス共和国に関するオンラインセミナー

イベント名: キルギスビジネス・人材セミナー ~キルギス発 日の丸ベンチャーの本音トーク~
開催日時: 2020年10月30日(金) 14:30~16:30(於:JICA関西コラボデスク(大阪)から配信)
主催者他:(主催)JICA、(共催)キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)
主な登壇者:KRJC田中専門家、一村一品プロジェクト(OVOP)原口専門家、薬ゼミ松野氏、プライサービシュケク小松氏、アラバエバ国立大学四橋氏
参加者数:約130人
関連リンク: https://www.prex-hrd.or.jp/news/4133/

イベント開催結果

カザフスタンに関するオンラインセミナー
冒頭、JICA関西センターの長縄課長より、JICAによる民間企業活動への支援の意義や目的などに触れつつ挨拶がありました。この後、JICA山中専門家が、カザフスタンの概要に加え、「良好なビジネス環境を活用し、同国を入口として参入することで、一定の需要が見込めるカザフスタンのみならず、ロシアを含む近隣の経済圏への進出も可能となる」として、カザフスタンの特性を踏まえたニーズのある分野や中長期的な観点からの地域市場の潜在性を紹介しました。続いて、実際にカザフスタンとビジネスを行っている企業の事例として、東京製綱アルマティ(製造業)堤副社長およびクロシモ(貿易業)杉江代表が現地ビジネスの優位性や課題などにつき説明し、最後に、カザフスタン日本人材開発センター(KJC)が日本企業向け支援サービスを提案しました。 

キルギス共和国に関するオンラインセミナー
本セミナーは、日本企業のキルギス進出とキルギス人材の日本における活用の2つのテーマにより開催しました。参加者にとってより実践的で興味のある内容とするため、キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)からの一般情報紹介のほか、キルギスで実際にビジネスを展開するOVOP(一村一品)、薬学ゼミナール、プライサービシュケク社、人材育成・日本への送り出しを実施するアラバエバ国立大学日本就職センターから、取組状況、手続き、実際に現地で活動してわかったメリット、デメリットなどが具体例を交えながら説明されました。また、昨今の政治情勢の不安定化、COVID-19の再流行を踏まえ、JICAキルギス事務所の根本所長より最新の状況について共有されました。

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