キルギス国立総合大学（KNU）と金沢大学の大学間交流協定締結へのキルギス日本センターの支援

　キルギス共和国日本人材開発センター（KRJC）では、「キルギスと日本の様々な機関や人々を結び付けるプラットフォーム機能の強化」を目指し、ビジネス、日本語教育、相互交流を事業の柱として活動しています。

　このうち、相互交流活動の一つとして、2020年11月に、初のオンラインによる日本留学フェアを開催しました。フェアは、カザフスタン日本センター（KJC）、日本留学海外拠点事業（ロシア・CIS拠点）筑波大学との共催、また在キルギス日本国大使館、在カザフスタン日本国大使館及び日本学生支援機構（JASSO）のご協力を得て、「カザフスタン・キルギス合同オンライン日本留学フェア」として開催。日本からの参加校は18校、両国からの参加総数3098名と、大変盛況なフェアとなりました。

　KRJCでは、フェア参加校からのご要望に応じ、キルギスの大学との連携関係構築に向けた支援にも取り組んでいます。その一環として、金沢大学からご相談を受け、KRJCが設置されているキルギス国立総合大学（KNU）と、金沢大学との交流協定締結に向け、各種支援に取り組んできました。

2021年2月に両大学間のオンラインによる打ち合わせを開催後、交渉が重ねられた結果、2021年6月29日、大学間交流協定が締結されました。今後、両校の交流活動が進展するとともに、学生交流等を通じ、両国の友好関係を担っていく人材が育成されていくことを願っています。

　これで、2020年オンライン日本留学フェア参加校中2大学と、キルギスの国立大学との大学間連携協定が締結されました。また、現在、医学系プログラムでフェアに参加された大学と、キルギスの国立医学系高等教育機関との連携関係構築に向けた支援にも取り組んでいます。

　KRJCでは、2021年11月に第2回目となる「カザフスタン・キルギス合同オンライン留学フェア」を開催予定です。今後も、日本とキルギスの交流のプラットフォームとして、工学系等より幅広い分野を含め、日本の大学とキルギスの大学とを繋いでいき、そしてそれらを通じて人々の交流が広がっていく一助となれるよう、鋭意取り組んで参ります。