CJCC:ウェビナー及びビジネス相談会「コロナ禍におけるマーケティング-日本の中小企業の事例を基にして」を開催しました

2021年11月1日

 2021年9月16日にカンボジア日本ビジネス投資協会(CJBI)はカンボジア日本人材開発センター(CJCC)の支援の下で「コロナ禍におけるマーケティング-日本の中小企業の事例を基にして」をテーマとしたウェビナーを開催しました。CJBIはカンボジアと日本の中小企業のビジネス交流を促進することを目的に設立され、CJCCが運営しております。

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 このウェビナーは、JICA専門家である平川雅一講師を迎えて開催されました。ウェビナーには様々な分野の事業主や、起業家等54名が参加し、コロナ禍におけるマーケティング計画の立て方、コロナ禍においても成長し続けた日本の中小企業の事例、ビジネスで困難に直面した際にすべき5つの事について学びました。

困難に直面した際にすべき5つの事

1. マーケティング及びマネジメントにおける目標設定
2. 顧客のペインポイント(悩みの種)の洗い出し
3. 2のペインポイントを基にした具体的な顧客像の設定(ペルソナ設定)
4. 自社のみが持つ独特の強みを生み出すこと
5. 4の強みを顧客に伝えること

 カンボジアでは2021年4月上旬以降、新型コロナウイルスの市中感染が急速に増加し、州間移動の禁止、夜間外出禁止等の措置が導入されました。引き続き一部の規制は継続されていますが、カンボジアでは世界的に見ても比較的早いペースでワクチン接種が進んでおり、現在の新規感染者数が減少傾向にあることから、教育機関及び日本人学校における対面授業の再開の発表があり、少しずつ状況が回復に向かっています。

 このような明るいニュースがある一方で、コロナ禍の経済への影響は今なお続いています。今回のウェビナーにおいて、参加者は、マーケティング分野で企業が今すぐ実践すべきこと、現在の危機を乗り越えニューノーマルに適応するためのヒント等について学びました。参加者からは実際に直面している問題や困難に関する質問が多く寄せられ、大変有意義なセッションになりました。

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 また、2021年9月28日、29日には平川講師による個別ビジネス相談会を開催しました。このビジネス相談会は1企業あたり90分の時間で開催し、CJBI会員5社(15名)が参加しました。参加した企業はマーケティング分野での課題や、直面しているビジネスの問題等について同講師と話し合い、解決の方法やアドバイスを受けました。参加した全ての企業から好評を得ることができ、参加した企業は「次回も参加したい。」と話しておりました。