LJI: ラオスの社会的課題解決等を目指してビジネスプランコンペティションを開催

2021年12月23日

JICAの支援の下、ラオス日本センター(LJI)は、2021年12月3日にLJI SUSU(注1)の一環でビジネスプランコンペティションを開催しました。

テーマは「革新的なビジネスモデルで社会的課題解決」、「ユニークなMade in Laosで輸入代替&輸出促進に貢献」であり、応募総数108社から厳選された14社がピッチを行いました。

14社は、10月中旬からミニ講座やメンタリングからなるLJI SUSUの特別イベントを通じて、ビジネスプランの精度を高めました。その結果、コンペティションの審査員や聴講者からは「非常に明快なビジネスプランで、熱意溢れるピッチであった」とお褒めの言葉を頂きました。

本イベントには、ラオスのビジネス界や起業支援機関、日本の投資家の方々などを審査員として迎え、最終的に3社がJICA賞に選ばれました。

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今後、3社は、LJI SUSUのフェーズ2へ移行し、JICAの資金支援とLJIによるメンタリングを受けながら、提案ビジネスを強化していく予定です。

2022年の7月には、本プログラムの最終ピッチイベントを予定しています。また、別途3社には 、事業投資を行われている日本のファルス株式会社様とミュージックセキュリティーズ株式会社様から個別のミーティングチケットが贈られました。今後の事業展開が期待されます。

LJIは、今後もJICAの支援を得て、今回入賞した企業以外の11社に対しても様々な支援を展開していく予定です。

なお、LJI SUSU(フェーズ1)の参加者からは、「このような実用的かつ刺激的な機会を得たのは学生のとき以来であった」、「今後の事業拡大のために何をすればいいのか明確になった」、「なんとなく描いていた事業をビジネスモデルやビジネスプランに落とすことで、社内外の関係者との共有がし易くなった」など嬉しい声があがりました。

本ビジネスプランコンペティションは、多くの機関にご支援頂きました。協力機関である商業工業省中小企業振興局様、ラオス国立大学様、パートナー機関であるJETROビエンチャン事務所様、AVPN(Asian Venture Philanthropy Network )様、スペシャルゲストとしてご参加頂いたファルズ株式会社様、M’S Consulting Inc.様、ミュージックセキュリティーズ株式会社様に感謝申し上げます。

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(注1)LJI SUSUは、産業人材育成及びスタートアップ・SMEsエコシステム強化につながる「LJI’s Business Development Program」のパイトットプロジェクトとして実施しています。LJI SUSUは、Start-up and Scale-upを意味し、今回は、Scale-up 部分の支援、コロナなどの困難な時代においても、SDGsの実現、未来に向けて「頑張る」起業家や企業を応援する取り組みです。

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