キルギス共和国オフライン日本留学フェアの開催

2023年2月24日

【画像】キルギス日本センター(KRJC)は、筑波大学(文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業」ロシア・CIS拠点)と共催し、2023年2月1日から8日にかけて、「キルギス共和国オフライン日本留学フェア」を開催しました。

KRJCは、2020年から毎年秋に、カザフスタン日本センター、及び筑波大学(2022年は、筑波大学に加え、上記事業拠点校の北海道大学、新潟大学)と共催し、「カザフスタン・キルギス共和国合同オンライン日本留学フェア」を開催しています。ここ3年間の合計で、日本から58校(大学53校、日本語学校5校)と多くの参加をいただき、盛況なフェアとなっています。

また、KRJCでは、フェアのフォローアップとして、日本からの参加校と、キルギスの大学との交流協定締結の支援も展開しています。直近2年間で、合計6件の協定が締結され、協定に基づくキルギスの学生の日本への留学も開始されています。

さて、キルギスの南部に、キルギス第二の都市オシュがあります。オシュでは、オシュ国立大学、及びオシュ教育大学に付属する日本語センター等を通じて、近年毎年30名以上の規模で、短期企業インターン、技能実習、高度人材、日本語学校留学等で、若者が訪日しています。それと並行して、日本への関心や、日本の大学留学への関心も幅広く高まっています。これらを背景に、オシュからは、何度もキルギス日本センターに、現地での日本留学フェアの開催要望が寄せられていました。かかる状況を踏まえ、筑波大学と相談し、今年度は、昨年10月のオンライン留学フェアに加えて、特別にオフラインでのフェアを開催することとしたものです。

フェアは、以下のとおり計4回開催し、参加者は合計で658名でした。
2月1日 ビシュケク キルギス国立総合大学 参加者152名
2月2日 ビシュケク ビシュケク国立大学 参加者186名
2月7日 オシュ   オシュ国立大学 参加者150名
2月8日 オシュ   オシュ教育大学 参加者170名

共通セッションでは、拠点校筑波大学、在キルギス日本国大使館、KRJC及び帰国留学生からの日本留学についての説明や発表が行われました。その後、個別ブースにおける個別説明会を実施。いずれの会場も、多くの参加者で溢れ、熱心なやり取りが展開されました。特に、オシュにおいては、今回、KRJCの歴史上初の留学フェアの開催となり、会場は熱気に溢れていました。日本企業への短期インターンを中心に若者の訪日が進んでいる中、日本の大学への留学関心も大きく喚起した、エポックメーキングなイベントとなりました。

また、一行は、キルギス国立総合大学副学長、ビシュケク国立大学学長、キルギス医療アカデミー副学長、オシュ国立大学学長、オシュ教育大学学長、オシュ工科大学学長とも面談。いずれの大学からも、日本の大学との関係構築の推進につき強い関心と希望が寄せられました。

KRJCでは、日本留学フェアとあわせ、日本とキルギスの高等教育分野の交流促進にも、引き続き取り組んでまいります。

【画像】

【画像】