キルギス日本センター 人材育成奨学計画留学生への訪日前日本語研修を開始しました

2022年6月3日

キルギス日本人材開発センター(KRJC)では、5月23日、今年度のキルギス国人材育成奨学計画(通称JDS)留学生に対する訪日前日本語研修を開始しました。

JDSは、1999年度に設立されたJICAの無償資金協力による留学生受け入れ事業です。将来指導者層となることが期待される優秀な若手行政官等を日本の大学院に留学生として受け入れる制度で、今年キルギスからは、18名の行政官が選抜されました。彼らは、9月から各々北海道大学、国際大学、明治大学、立命館大学、広島大学の修士課程に入学予定です。

各大学における学位取得プログラムは英語で実施されますが、彼らが地域社会との交流を深め、一層日本の社会・習慣・文化に慣れ親しみ、日本での生活をより豊かなものとしていくためには、日本語能力の向上は重要な鍵となります。その最初の入口として、キルギス政府の実施代理機関としてJDSキルギスにおける留学生受入支援等を行っている日本国際協力センター(JICE)との協力のもと、JDS留学生の訪日前の日本語研修(100時間)を導入したものです。

日本に長期間滞在するJDS留学生は、将来のキルギスと日本の大事な懸け橋となります。その重要な人材を、派遣前日本語教育の面から支援できることは、両国の様々な組織や人々を結び付けるプラットフォームであるKRJCとしても大きな喜びです。JDS留学生の日本での充実した新生活と、彼らが将来日本のよき理解者として両国友好関係の拡大と強化に貢献いただくことを願いつつ、日本語研修の実施に取り組んでまいります。

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