ウズベキスタン日本センターで「経営塾」第2期開講

2022年7月26日

 ウズベキスタン日本センターは7月4日から、「経営塾」第2期を開講いたしました。「経営塾」は、産業界を牽引していくウズベキスタンの中小企業経営層を育成することを目的として、日本式経営および日本企業の知見を軸とした経営手法を包括的に学ぶための場を提供する半年間のビジネスコースです。

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                     「経営塾」の講義の様子

 コースの内容は、経営戦略・人事戦略・財務管理・マーケティング・ビジネスプランの5科目で構成され、全ての講義を日本人講師が担当しています。各科目30時間(1日3時間の講義を10日間)、計150時間の講義を行っており、7月15日には最初の科目である経営戦略の講義が終了いたしました。開始当初こそ受講者間に緊張感が漂ってはいたものの、2週間の講義終了時には、お互いがかなり打ち解けているように見受けられました。受講者20名の多くは現地の中小企業の経営者で、その業種は製造業、情報通信業、卸売業・小売業、飲食サービス業など、多岐にわたっています。受講者は講義期間中に学んだことを実際の業務に取り入れ、最終科目のビジネスプランに反映させ、座学と実践を連動させた実用的な能力の向上を図ります。

 5科目の講義終了後に予定されている訪日研修では、受講生が日本企業の視察を行い、講義で学んだ内容を現場で学びます。また、訪日中に実施が予定されている日本・ウズベキスタンのビジネス交流イベントは、受講生の企業と日本企業との連携のきっかけとなることが期待されています。

 昨年の第1期生の訪日研修は、コロナ禍による影響を受け延期となりましたが、本年の秋頃に実施する予定です。今後の感染状況によりますが、第1期生の訪日研修が予定通りに実施されれば、第2期生も訪日研修に向けた準備を行います。第2期生にも、より効果的な訪日研修にするために、まずは講義に集中し、多くのことを学んでいただきたいと考えています。

 ウズベキスタン日本センターは現地経営者の育成と日本企業との交流促進を、引き続き推進していきます。

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                「経営塾」第2期の受講者と中西講師(前段中央)