事務局長からのメッセージ

【画像】皆さんは、東日本大震災の時に、世界の多くの人々から寄せられた温かい励ましと支援を覚えていらっしゃるでしょうか?実に、163か国・地域と43の国際機関から、日本に対して支援の申し出がありました。

大規模な自然災害が発生した時に、被害の大きさに胸を痛め、何か被災者の助けになることができないかと思う気持ちは、万国共通です。しかし、海外で災害が発生した場合、個々人がとれる行動には限界があります。そのようなときに、日本政府が私たち日本人の気持ちを代表して、様々な緊急援助を被災国で展開しています。そして、私たち国際緊急援助隊事務局は、発災直後の医療を担う医療チームや倒壊した建物から人を救いだす救助チームの派遣、被災者の避難生活や生活再建に役立つ物資の供与などを、日本国内の多くの機関、ボランティアの方々の協力を得て実施しています。

近年、地震、台風、洪水といった世界で頻発する自然災害は、その激しさを増しているように見受けられます。それにともない、世界でも稀な自然災害多発国である日本への期待も大きくなっています。日本だからこそ、被災された方々に寄り添い、次の災害に備えるための支援を行うことができると考えています。日本の教訓や経験を、もっと世界の人々と共有することが必要となっています。

災害は一瞬にして人々の日常を奪ってしまいます。JICAは、一人でも多くの命が助かるように、そして被災された方々が生活の再建に踏み出せるように、緊急援助を実施しています。多くの方々からのご支援をお願い申し上げます。

国際緊急援助隊事務局長
三角 幸子