事務局長からのメッセージ

【画像】世界で激甚化する災害は、人々が平和で安全な暮らしを送るうえで大きな脅威となっています。日頃の防災と併せて、災害が発生した際に、一刻でも早く被災地に救援を届けることが極めて重要です。
こうしたニーズに応えるため、JICAは、日本政府が派遣する国際緊急援助隊(JapanDisaster Relief Team:JDR)の事務局を担うとともに、緊急援助物資の供与を行っています。

1987年の「国際緊急援助隊の派遣に関する法律」施行以来、被災現場での活動や訓練を通じた経験を蓄積し、「1人でも多くを救う」ための弛まぬ努力を重ね、救助チームは国際捜索救助諮問グループ(INSARAG)「ヘビー級チーム」に認定、医療チームは世界保健機関(WHO)から緊急医療チーム(EMT)として認証されています。また、専門家チーム、感染症チーム、自衛隊部隊含め、複雑・多様化する災害態様に応じた緊急援助活動を実施しています。

人命救助、災害救援に国境はありません。阪神・淡路大震災、東日本大震災の際には、世界中から救援の手が差し伸べられました。災害救援は、先進国から途上国に対する一方通行の協力ではなく双方向の「助け合い」です。「自他共栄」の精神を胸に刻み、災害多発国としての経験・技術とJDR各チーム団員の高い使命感により、被災地の人々に寄り添った日本らしい支援を展開して参ります。

国際緊急援助隊事務局長
岩上 憲三