ボスニア・ヘルツェゴビナ北部・中部及びセルビア共和国ベオグラード近郊・中部・西部、において、降り続いた集中豪雨による洪水により、死者43名、被災者数約3万7千人など、甚大な人的・物的な被害が発生しました。日本は、テント、スリーピングパット、簡易水槽、発電機、毛布など、両国合わせて2400万円相当の物資供与を実施しました。
クロアチア共和国では、集中豪雨による大規模な洪水が発生し、約1万7千人以上が避難し、5000戸近い家屋が倒壊するなど、人的、・物的な被害が発生しました。日本は、テント、毛布、スリーピングパット、簡易水槽、発電機など約1100万円分の物資供与を実施しました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ分の引渡式では、ボスニア・ヘルツェゴビナ側より、日本の迅速な支援に対する感謝の意が示されるとともに、到着した物資を適切に配布し日本側と協力してモニタリングを実施していくとの発言がありました。
セルビア共和国分の引渡式では、セルビア共和国側より、日本からの協力に対する深い感謝の言葉が述べられ、今回供与された物資が適切に被災者まで届けられることを約束する旨の発言がありました。
クロアチア共和国分の引渡式では、今般の洪水は歴史的な規模の災害であり、日本の迅速な支援に対する深い感謝が示されました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、クロアチアともに、2011年の東日本大震災の際には遠く離れた日本へ心のこもった支援を送ってくれた国々です。これらの国々の困難に対して、今回物資供与という形で恩返しができたことを嬉しく思うと、引き渡式に参加した日本人関係者から述べられました。