福岡県立香椎高等学校の生徒さんが「総合的な探究の時間」で来館しました

2019年12月5日

12月5日、福岡県立香椎高等学校の5名の生徒の方々が、「総合的な探究の時間」の調べ学習としてご来館下さいました。同校では1年生時からSDGs(持続可能な開発目標)についての探究を始め、3年生までにその内容を深め学内発表を行う取り組みを行っています。

今回訪問くださった5名は1年生。SDGsのゴール3「すべての人に健康と福祉を」をテーマに、まだ研究を始めたばかりのグループです。特にアフリカの医療事情について話を聞きたいとのことで、当日はJICAの概要説明のあと、ガーナに駐在経験のあるJICA職員からガーナにおける母子保健の現状と日本発祥の母子手帳をガーナに導入する取り組みについて話を聞きました。事前に準備していた「支援のお金はどのようになっているのか?」「高校生の私たちにできることは?」などの質問をはじめ、「ガーナに行ったきっかけは?」「実際に現地に行って大変だったことは?」など、お話を聞いてから素直に感じた質問なども出てきました。
セミナールームでの講話の後は、JICA九州館内を見学し、最後に図書室での調べ学習と今日のまとめを行いました。発表用に館内の写真を撮影したり、探究に必要な資料を揃えたりしました。

引率した先生は「今の時代、調べ物はインターネットですぐできる。ただ、実際に経験した人の話は、その人しか伝えられない。生の声を聴くことは生徒にとって非常に良い経験になる」と訪問の感想をお話しくださいました。

生徒の皆さんは今度も探究をすすめ、その中で「自分たちにできること」を考え続けます。その答えが、SDGs達成への行動に繋がることを期待しています。

今年度より、「総合的な探究の時間」についての問い合わせも増えております。SDGs、国際協力など、JICAならではの学びの機会をご提供致します。まずはお気軽にご相談ください。

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