「困難に直面しても、次の行動へと繋げたり、臨機応変に対応したい」

   -違う方向から見たり考えたりするという経験を協力隊活動でも-

【写真】松野 桂子:2021年度3次隊 エチオピア ソーシャルワーカー (2021年8月掲載)熊本県人吉市社会福祉協議会 特別派遣前訓練生
松野 桂子:2021年度3次隊 エチオピア ソーシャルワーカー (2021年8月掲載)

【訓練開始前】

1.派遣前訓練までの心境
 令和2年7月の豪雨災害からの復旧・復興に向けた支援活動ということでしたが、私でも役に立つことがあるのか心配でした。

2.派遣前訓練に向けて準備したこと
 熊本県人吉球磨地域について、令和2年7月の豪雨災害の状況等について調べました。

【訓練や現在の生活】

人吉市地域支え合いセンター

1.現在の活動
 現在、人吉市社会福祉協議会の地域支え合いセンターとひとよし森のホールの2か所で活動しています。
 人吉市社会福祉協議会の地域支え合いセンターでは、データ入力やイベントの準備等のお手伝いをしています。
 ひとよし森のホールは、音楽ホールとカフェ、女性専用の宿泊施設を併設していて、ギャラリーでは作家さんの作品を販売している施設です。ひとよし森のホールの方とは、絶滅危惧種に指定されているツクシイバラの保護活動と観光に協力する活動で関わったのがきっかけで、知り合うことができました。こちらでは、豪雨災害で疲弊した人吉球磨の地域の人々の心を音楽で癒したいと、開催されている復興応援コンサート等の業務のお手伝いをさせていただくことになりました。

ひとよし森のホール「人吉球磨復興応援」コンサート

2.派遣先の地域自慢
 人吉球磨地域は、作家の司馬遼太郎が「日本で最も豊かな隠れ里」と記していて、日本遺産にも認定されている歴史・文化・自然が豊かな地域ですが、何より地域の人の温かさを感じます。

3.一番大変だったこと
 新型コロナ感染拡大により活動が計画通りに進まず、変更しなければならないこともありました。

4.一番うれしかったこと
 地域の方々に喜んで頂いたときです。

5.活動への意気込み・目標
 豪雨災害からの復興に少しでも役に立ちたいです。

【今後に向けて】

1.隊員活動に活かしたい経験
 困難に直面しても、違う方向から見たり考えたりすることで、次の行動へと繋げたり、臨機応変に対応していくことです。

2.派遣前訓練に今後参加される方へのメッセージ
 派遣前訓練に参加できて、本当に良かったです。

3.受入自治体の方々へ
 この様な機会を頂いたことに感謝しています。