JICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」(2020年度第4回目)が放送されました!@佐賀

2020年6月9日

6月3日参加メンバー

2020年6月3日(水)、佐賀のコミュニティラジオ「えびすFM」にてJICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」(2020年度4回目)が放送されました。
今回は前回に引き続き新型コロナウィルスの関係で人数を制限しての開催とし、ゲスト1名にはオンライン出演して頂きました。
そしてアクリル板、マスク着用、手指消毒対応で放送に臨みました。
 今回は、『世界に届けResch the world project』という現役隊員・帰国隊員76名で「上を向いて歩こう」「Stand by me」を18か国の言語で歌ったプロジェクトを始動した、帰国隊員の岡本龍太さんにゲストとして参加頂きました。
5月上旬からyoutubeで配信を開始し、同時にこちら佐賀デスクとNHKより広報されその後全国14のメディアに紹介されました。
なぜこのプロジェクトを始動したのか、76名を統括した際の裏話、大変だった事、工夫した所、プロジェクトをやってよかった事等をお話頂きました。
「任期を終え帰国後2週間が経った時、緊急事態宣言が発令され帰国後やろうと思っていた事が何も出来なくなった。任期を全う出来た自分はまだしも、任期途中で一時帰国をしなくてはならなくなった隊員達はもっと、どうしていいか分からず、気持ちの落とし処がないのではないだろうか?こんな情勢の中、自分に出来る事はないのだろうか?自分達が活動する中で習得した言語を使って、歌を歌うことでお世話になった任国の彼らに、そして大変な状況下にある世界に元気を届けたい。」そんな彼の思いに賛同しプロジェクトに参加した隊員は76名になりました。その参加者のうち、知人は1/3程度であり、残りの2/3の参加者は会った事もない隊員達だったといいます。「知り合いでもない、誰かも分からない自分の声掛けに、これだけの人達が賛同してくれ、全力で協力してくれたのかと感動した。」と話される様子が印象的で胸が熱くなりました。
 その後は、岡本さんがタンザニアでコミュニティ開発隊員として行った活動を伺い、『調理用かまど』の普及に尽力した話を話されました。始めた当初は上手くいかず活動が進まない事もあったものの、現地の住民の生活に寄り添い彼らの生活を徐々に理解し、アプローチの仕方を工夫したことで、普及活動が上手くいくようになったという話をされました。水道も電気もない村での生活を楽しみながら、活き活きと活動された岡本さんの2年間に思いを馳せた時間となりました。
また6月のメッセージテーマは「珍料理」についてであり、岡本さんからはタンザニアで体験された『ヤギの腸のスープ』や『クンビクンビという羽根蟻』に関して話が出ました。
現地でしか味わえない料理に挑戦する事も異文化理解の一つの方法だと感じました。
恒例の「世界の国歌コーナー」は、タンザニアの国歌を流しました。
メッセージをいただいたみなさま、リスナーのみなさま、本当にありがとうございました。
 次回の放送予定は、2020年7月1日(水)19時~20時です。次回のメッセージテーマは、「珍料理紹介」です。JICA海外協力隊の活動を通して「カルチャーショック」に関するメッセージを引き続き募集、紹介します。
 次回もどうぞお聞き逃しなく!

【視聴方法】
1.えびすFM(89.6MHz )はコミュニティーFM局に認可される最大送信出力20Wで
放送しています。
2.「えびすFM」無料アプリをダウンロードすることで、スマホでいつでもどこでも
聴くことができます。
アプリのダウンロードは関連リンクの「えびすFM」無料アプリ(外部サイト)より

【ご案内】
・佐賀の多文化共生推進番組「SPIRA多文化わいわいわい」
公益財団法人佐賀県国際交流協会(SPIRA)が実施する番組も毎月第3水曜日20時~21時に放送中!