<研修報告・長崎>JICA海外協力隊待機隊員研修「地域振興(長崎)」が修了しました。

2020年7月28日

研修を終えて全体集合写真。

雪浦地区の石鍋製作所遺跡に詳しい林さんによる指導の下、参加者も石鍋製作体験。

音浴博物館に訪問した際の様子。館長の中村さんからレコードの歴史を学ぶ参加者。

ソロモン産の有機カカオ100%使用した商品開発体験の様子。写真は焙煎後の殻剥きの様子。ソロモン産の有機カカオ購入による現地の販路拡大、収入向上に貢献しようと奮闘中。

あんばんね農園にて農業体験。農園はすべて有機農業で、写真はシシトウの収穫作業の様子。

NPO法人雪浦あんばんねの理事長 渡辺督郎さんによる講義の様子。

2020年7月13日(月)-7月17日(金)の5日間、長崎県西海市大瀬戸町にて、NPO法人雪浦あんばんね(注)のご協力の下、JICA海外協力隊待機隊員研修「地域振興(長崎)」を実施しました。研修には福岡県、佐賀県、大分県の3県から8名の待機隊員が参加しました。

参加者は地域開発の理解促進を目的として、座学、フィールドワークを通して地域活性化における行政の役割や地域住民の取り組み事例を学びました。また、住民との交流や協働を通じて、地域社会の課題の理解や地域貢献活動の実践を行いました。研修の最後には、それぞれが体験し学んだことを発表・共有し報告書を提出しました。

参加した隊員からは「雪浦在住の方や移住者の方と交流出来、貴重な意見や話を聞くことが出来た」、「今回多くのものを与えてもらったことから、これからは与える喜びを実践していきたい」、「今回の研修で一番印象に残ったことは、地域を愛する人たちの熱量の大きさである」、「地域づくりに関わっていきたいということを再確認できた」、「小さな取り組みの地道な積み重ねや、行政や企業、様々な分野との連携、人脈の必要性も強く感じた」といった意見があり、今後の各待機隊員の地域貢献活動等に活かされることが期待されます。

注)NPO法人雪浦あんばんね https://yukinoura.net/organization/
代表は長崎県青年海外協力協会渡辺督郎会長。