＜イベント報告・鹿児島＞『オンライン出前講座セミナー』を開催しました。

2020年7月25日（土）と8月3日（月）に『オンライン出前講座セミナー』を開催しました。
1回目は鹿児島県出身で一時帰国中のJICA海外協力隊員5名、2回目は4名が参加し、小中学校で協力隊の体験談を話す出前講座の授業の流れとポイントについて学びました。
セミナーでは、出前講座の概要説明の他、出前講座の経験のある地元の協力隊OBを講師として招き、模擬授業を実施しました。その後、参加者全員の感想を全体共有し、質疑応答を行いました。
参加者からは、「言い回しや速さ、抑揚のつけ方が勉強になった」「今まで人前で話す経験がゼロの人間なので子どものように模擬授業を聞いていた。ありのままの経験を話す講師から想いが伝わってきたので、自分がもし出前講座で話す場合も参考にしたい。」などの感想が出ました。
また講師への質問では、「質疑応答で困った質問は？」「協力隊とは何か聞かれたときどう答えているか？」などの具体的内容のものが多く、講師や事務局が今までの経験からアドバイスをしました。
この他講師からは、「出前講座は任地でのことや隊員の時の情熱を思い出させてくれる」「整理しきれない自分の協力隊経験を整理し次へのステップにできるチャンス」という言葉を聞くことができ、出前講座が講師にとってもたいへん有意義な取り組みであることを再確認できました。
実施後アンケートによると、参加者全員がセミナーの時間の長さと内容に満足していると答え、9割の方が出前講座をしてみたいと答えました。
これからも、JICA海外協力隊経験者がボランティア経験の社会還元のできる場を提供するとともに、鹿児島県民の方々の国際協力への関心と理解が深まるような活動を取り組んでいきます。

(JICAデスク鹿児島　担当：外西)