<イベント報告・宮崎>宮崎県の高千穂町でJICA海外協力隊特別派遣前訓練が開始しました!

2020年9月9日

意気込みを話す訓練生

意見交換会の様子

着任式写真撮影の様子

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現在、派遣中のJICA海外協力隊全員は一時帰国を余儀なくされている状況です。また、新規派遣予定者についても本来実施している集合・合宿型の派遣前訓練は実施の見込みが立たず、派遣前訓練及び派遣時期が延期となっております。
このような状況の中、日本の地域社会の課題解決に向き合い、JICA海外協力隊としての資質を向上させることを目的に、2020年度1次隊合格者を対象に宮崎県・高千穂町での特別派遣前訓練(地域実践研修)の実施が決定しました。
高千穂町に着任したのはガーナでPCインストラクターとして活動予定の祝清則さん、ペルーで障害児支援にあたる予定の堤真子さん、ウズベキスタンで日本語教育を担当予定の川口彩さんの3名です。
3名は受入先のJA高千穂地区で農作物の集出荷を体験しながら農家支援をするほか、世界農業遺産認定地域5町村で設立する世界農業遺産活性化協議会および(一社)ツーリズム高千穂郷での観光商品開発や農村民泊支援にも携わる予定です。

特別派遣前訓練開・着任式・意見交換会では、甲斐宗之町長より、「訓練生に研修の場を提供し連携を図ることで『よそ者』の視点による地域資源の発掘、新たな事業企画の提案などプロジェクトの活性化を目指すとともに、農業文化保全の先進地として協力隊を通じ世界貢献を目指したい。また、訓練生が得た学びを派遣先の現地で生かせるよう、実り多い訓練にしてほしい。」という激励の言葉を頂きました。
また、訓練生からも「海外への派遣延期は残念だが、高千穂で研修を受けられることに感謝している。この経験を派遣国で生かせるように多くを学ぶ機会としたい。」という声が聞かれました。

(JICAデスク宮崎 担当:田代)