<JICA九州 待機隊員向けオンラインセミナー>

2020年10月5日

第1回セミナー実施の様子。右端が講師の眞鍋氏

第3回セミナーでのオンライン集合写真。最後部左2番目が講師の河澄氏

JICA九州オンラインセミナー企画・運営チームメンバー

 九州センターでは、9月10日より毎週1回、全12回にわたり、現在国内で待機している海外協力隊を対象として、「SDGs・国際協力」「先輩隊員の体験談・帰国後の活動」「地域おこし」などをテーマに、九州各県で活躍している方々を講師に迎えオンラインセミナーを実施しています。現在までに、3回のセミナーが終了しました。
 第1回では、北九州市立大学地域創生学群の眞鍋和博教授にSDGs概論について講義いただき、「誰一人取り残さない」という理念のSDGsについて理解を深め、任地での活動とどのようにつながっているか参加者と意見交換を行いました。
 第2回は、「多文化共生とSDGs」をテーマに、鹿児島大学法文学部法経社会学科の酒井佑輔氏准教授に講義いただきました。第1回のSDGs概論からつながる内容で、SDGsと多文化共生の可能性と限界について考え、鹿児島で実践している多文化共生防災まちづくり事業等、具体的な事例を紹介いただきました。
 第3回では、宮崎大学国際連携センターの河澄恭輔准教授に講義いただき、ウガンダでのインフラ開発への支援や宮崎での外国人人材活用促進を目指した「宮崎・バングラデシュモデル」事業等についてお話いただきながら、国際協力の重要課題と現状について考える機会となりました。

 各回、20~30名ほどの隊員が参加し、経験豊富な講師のお話と熱い想いに90分の時間も短く感じるほどです。今後、12月初旬までセミナーが続きますが、待機隊員の皆さんが再赴任後の任地での活動や帰国後の地域還元につながる知見やノウハウのヒントを習得できるセミナーを目指していきます。