<イベント報告・熊本>「コラボカフェ~中南米パナマの魅力~」を開催しました!

2021年3月5日

パナマのコーヒーについて語る木村さん

エンベラ族の子どもたちによる歓迎の踊りの様子

図書館外での青空教室と天井の壊れた図書館内部の様子

木村さんが力を入れていたという髪飾りづくり

開催日時:2021年2月20日(土)14:00-15:00

「コラボカフェ」とは、世界のいろいろな国のお茶や特産品を通して、それらにまつわる文化や歴史を深く味わう講座です。JICA海外協力隊として世界各国で過ごしてきた隊員が、ホストとして皆様をおもてなしします。コロナ感染拡大防止に加え、より広くたくさんの方にご参加いただけるよう、オンラインで開催いたしました。

今回は、2017年度4次隊として青少年活動でパナマ派遣の、木村みゆきさんを案内役として、中南米パナマの文化や魅力、JICA海外協力隊の活動について語っていただきました。

パナマは中南米でも南米寄りに位置し、亜熱帯気候で雨期と乾期からなっており、雨期は驚くほどの雨量で道路が冠水することがしばしばとのこと。首都と地方での、町の雰囲気、バス、お店など各面での違いを、写真を交えてわかりやすくお話いただきました。気になるごはんはワンプレート料理が基本。日本円にして1食400円程度で食事ができるそうです。また、嗜好品であるお酒やコーヒーも種類が豊富で、特にパナマ産のゲイシャコーヒーは、コーヒーが苦手な方でも飲みやすいほどフルーティーとのことで、大変興味深いものでした。
“¡Hola!”(スペイン語でやあ!)と気軽に言い合うパナマの人たちは、陽気な音楽が大好きで、とても美しく豪華な民族衣装を着て踊るお祭りの様子や、パナマの少数民族エンベラ族の子どもたちが歓迎の踊りを踊ってくれた様子も見せていただき、明るくにぎやかな様子が伝わってきました。本屋さんのないパナマで本の読み聞かせなど図書館活動を推進された木村さんですが、ご自身の活動はそれにとどまらず、日本語や日本文化の伝承から音楽の指導、現地の髪飾りづくりまで、本当に多岐にわたっていました。また、将来日本に行きたいというマリアちゃんの素晴らしい日本語、現地の子どもが大人へ日本語を教える活動をされたというのも非常に印象的でした。
首都と地方で発展の度合いに違いはあるものの、スペイン語が話せなくても皆笑顔で接してくれ、様々な人種が共存していながらも皆仲良く暮らしているパナマ。そこは約1年8か月暮らした木村さん自身がとても好きになったというのがよくわかる、魅力あふれる国でした。

木村さんのお話の後も次々と質問が寄せられ、ご参加いただいた皆様からは
・写真や動画が豊富で、わかりやすかった
・図書館運営自体の支援から行われた点に驚いた
・パナマという国や現地での生活についても知ることができ、興味深いお話だった
などのご感想をいただきました。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

次年度以降もコラボカフェを開催してまいりますので、ぜひご参加いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

(JICAデスク熊本 担当:尾上)