熊本県出身のラオス隊員がラオス・サワンナケート大学と熊本県立鹿本高校とのオンライン交流授業を実施しました

2021年6月18日

鹿本高校の生徒の発表をサワンナケート大学の学生のみなさんが真剣に聞いている様子

サワンナケート大学のドンさんは班内のラオス人が1名ながら、一生懸命笑顔で取り組んでいました

最後に全員集合!

JICA海外協力隊ラオス隊員の溝口希美さん(2019年2次隊・環境教育・熊本県出身)が、6月1日(火)と8日(火)の2回にわたり、現在赴任中のラオスにあるサワンナケート大学と熊本県立鹿本高校の交流授業を行いました。

溝口さんは2020年春、新型コロナウイルス感染拡大のために緊急一時帰国し、日本国内待機中の昨年11月に出前講座講師として熊本県立鹿本高校を訪問。翌月12月に再渡航となり、出前講座のご縁から鹿本高校との国際交流授業を企画されました。ラオスは現在、市中感染が広がったこともあり、一時的に地方の隊員が首都に集まっているとのこと。そのような中でも、どこからでも繋がれるというオンラインの特性を活かし、この交流が実現しました。

6月8日の授業では、同じくラオス隊員でサワンナケート大学にて日本語指導をしている甲藤瞳さん、鹿本高校の森先生のサポートのもと、サワンナケート大学の学生13名と鹿本高校25名の生徒が、約50分にわたりZoomのブレイクアウトルームセッションにて班ごとに環境問題についてのプレゼンテーションや意見交換を通して交流を行いました。
鹿本高校の生徒のみなさんは、それぞれ現地語を交えてスライドを作成しており、サワンナケート大学の学生に向けて、日本のゴミ処理方法や3R、分別の仕方、日本が抱える環境問題、そしてその解決のために自分たちにできること等について日本語で説明しました。一方のサワンナケート大学の学生のみなさんは「ガラスの処理の仕方はどうしていますか?」など、日本語でしっかりと質問を返していました。
鹿本高校からサワンナケート大学の学生へ、鹿本高校の生徒の皆さんの発表について評価をしてほしい、との声もあり、今後も交流が続いていくのではないかと期待が高まります。
この交流によりお互いの国のことを学べたと同時に、鹿本高校生徒さんからの感想では、「自分たちの暮らす国のこともあらためて知るきっかけになり、本当に良い交流になった」とのことで、双方にとって有意義で貴重な交流ができたことが伺えました。

素晴らしい交流授業をありがとうございました!
今後もこの交流をきっかけに国際交流が続いていくことを願っています。

(JICAデスク熊本 担当:尾上)