小学生対象の野球大会、FUKUOKA CUP 開催!

2021年10月6日

決勝戦開始

一球一球に力が入ります

トロフィー

 2021年9月6日-11日、小学生を対象とした野球大会としてはタンザニア初となるFUKUOKA CUPが、ダルエスサラームのアザニア中学校内TANZANIA KOSHIENグランドで開かれました。
 開催にあたって、手洗い、マスクの着用等新型コロナウイルスの感染対策が呼びかけられる中、同大会にはダルエスサラーム市内の小学校8校が出場しました。
 大会名をFUKUOKA CUPとした由来について、主催者のタンザニア野球・ソフトボール連盟(TaBSA)によると、関係者のこれからも日本のように野球の振興に努めていきたいという想いと、2017-2019年度にかけて、福岡教育大学から野球の短期隊員が派遣されてダルエスサラーム市内の小中学校で指導を行った貢献を称えて命名されたとのことでした。

 また、閉会式ではTaBSA代表のンチンビ事務局長より、これまでの福岡教育大学学生による支援に感謝の意が述べられました。
 各校とも男子女子、低学年、高学年の子供たちが一緒になって、プレーを楽しむ様子が印象的でした。
 決勝戦では、それぞれのベンチから大きな声援と指示が飛び交い、白熱した雰囲気に包まれました。結果は、チャンニカA小学校が優勝しました。また、大会を通じて優秀選手がU15(15歳以下)代表に選出されました。
 
 この大変うれしいニュースを福岡教育大学の元隊員の皆様に伝えたところ、「現地の組織で大会が開催されたことに大変感動しています!現地の方々が自ら動いて、このような大会が開催されるのは、一番理想的なことですね!」とのコメントが寄せられました。

 タンザニア現地の関係者により、野球を通して、スポーツの楽しさやチームワークの素晴らしさが浸透することを願っています。

※福岡教育大学とJICA九州は、JICAボランティアの派遣に関する覚書を取り交わし、2017~2019年度の3年間に亘り、タンザニア国に「野球」の短期隊員を20名派遣しました。更に、2021年6月には、福岡教育大学とJICA九州は更なる連携推進を目的に連携覚書を取り交わしています。