熊本県立鹿本農業高校生活科学科の地理の授業でキルギスについて学びました!

2021年10月14日

授業の様子(質問する生徒のみなさんとそれに答える緒方さん)

生徒たちが実際に調理したキルギス料理「ショルポ」と「チャクチャク」

熊本県立鹿本農業高校の地理の授業では、生徒のみなさんがアジア各地の調べ学習を行っています。
生活科学科3年生のみなさんは調理や服飾を専門に勉強されていて、今回の調べ学習のテーマをアジアの国々の「伝統料理」とされたそうです。各国の伝統料理から、その地域の農産物や文化など特徴が出る料理を作られる予定とのこと。
ところが中央アジアについての情報は教科書上でも少なく、現地の方や現地に行かれていた方にお話を聞きたい!ということで、今回JICA海外協力隊としてキルギスに赴任していた緒方美鈴さんに少しだけお話いただくことになりました。

緒方さんは2019年7月よりキルギスに体育隊員として派遣されました。新型コロナウイルスの影響で2020年3月頃に一時帰国を余儀なくされましたが、今年4月より再赴任され、つい先日任期を終えて帰国されたばかりです。
10月1日(金)の授業では、生徒のみなさんが中央アジアやキルギスについて調べたことについて発表した後、調べてみて気になったことを緒方さんへ質問。それに対して緒方さんが丁寧に答えていました。
緒方さんからの話を聞いた後には、実際にキルギス料理を調理しました。
「ショルポ」はキルギスの家庭料理で主に羊肉を使ったスープですが、今回は牛肉で調理し、かりんとうのようなお菓子「チャクチャク」はナッツを混ぜて作られたとのことで、どちらもとても美味しくできたそうです。
生徒のみなさんも、緖方さんの話がとても新鮮だったようで、キルギスのことを思いながら料理を食べたそうです。

世界を身近に感じられる大変興味深い授業でした。ありがとうございました!

(JICAデスク熊本 担当:尾上)