世界体操・世界新体操北九州大会の応援イベントに協力隊OVが講師として参加しました

「行ってみたくなった!!」との声に会場中が笑顔になりました。

2021年10月22日

ルーマニアで食べる種はどれ?

講師松浦さんと永西太鼓クラブのみなさん

松浦さんと加来館長

北九州市で行われる「2021世界体操・世界新体操北九州大会」の「みんなで応援プロジェクト」として「ルーマニア」について知る交流イベントが永犬丸西市民センターで実施され、「永西太鼓クラブ」の児童の皆さんが参加しました。

講師は元青年海外協力隊の松浦蘭子さんです。
現在は福岡県内の大学での日本語講師や春日市の日本語教室で日本語コーディネーターとして活躍されている松浦さんですが、ルーマニアの大学で日本語や文化を教えるために青年海外協力隊として派遣された経験をお持ちです。
「ルーマニア」を応援することになった永犬丸西市民センターの加来館長からのご相談をうけ、実際に現地で活動した経験をもつ松浦さんにお話していただくことにしました。

松浦さんは教員としての経験も長いため、とてもテンポよくお話が進みます。写真を見ながらのクイズ形式でルーマニアの場所、食べ物について知った後は、ルーマニア語の挨拶や歌を教えてもらいました。
質問の時間では写真で見せてもらった「ルーマニアの学校」や「勉強する教科」について、また「お金の単位」や「虹は日本と同じ7色ですか?」など質問がとまりませんでした。

お話のあとは予定にはなかったのですが、松浦さんに御礼として太鼓の演奏を披露してくれました。
元気いっぱいの児童のみなさんが真剣な表情で太鼓をたたく姿に松浦さんも感動していました。
最後に松浦さんから教えてもらった選手たちを応援するための「はい、ろーまにあ!」(ルーマニア語で「がんばれ、ルーマニア!」)の掛け声をかけてイベントを終了しました。

松浦さんはイベント終了後「協力隊の訓練所(※)で何度も聞いた「活動をいつか地域に還元しなければならない」いう言葉が帰国後もずっと心に残っていたので、今回の交流会でそれが少しできたような気がしています。私は関西出身ですが、ここ九州・福岡の地に根ざして生きているので、九州のために日本語教師✕ルーマニアを生かして、これからも地域貢献していければと思っています。」とお話くださいました。
(※JICA海外協力隊は派遣決定後に、現地での語学などを学ぶための派遣前訓練を行います。)

挨拶や歌をルーマニア語で話して・歌ってとあっという間でしたが、「ルーマニアに行ってみたい!」という声があがるほど、楽しく濃い時間を過ごせました。みなさんの声援が選手たちに届くことを祈っています!
「むるつめすく!」(ルーマニア語で「ありがとう」)
「はい、ろーまにあ!」