<イベント報告・大分>国際理解サロン(2) -おおいたdeつながる多文化- 中華人民共和国編 を開催しました

2021年12月2日

遼寧省の絶景「レッドビーチ」の紹介

熱心に聞き入る参加者

貴州省の八丁隊員とオンラインで繋がる

現地での隊員生活や文化について学ぶ

質疑応答の様子

 10月24日(日)、「国際理解サロン② -おおいたdeつながる多文化- 中華人民共和国編」を開催しました!

 プログラムは午後2時から4時までの2時間、おおいた国際交流プラザの交流スペースにて実施しました。21名の方々がご参加くださり、会場は賑わいました。

 前半の講師には、おおいた国際交流プラザで中国語相談を務める兒玉ウェンユウさんをお迎えしました。兒玉さんは遼寧省大連市出身で、大分県在住23年目というベテランのバイリンガル。大連の生活事情や風習から、中国料理全般のカテゴリー紹介まで、写真や動画を交えながら分かりやすく伝えてくださいました。

 大連での暮らしはマンションが主流だそうで、しかも部屋の窓は全面ガラス張りの窓であることが多く、現在は日本での暮らしにすっかり馴染んでいる兒玉さんは帰省の度に、大連のマンションの部屋にいると近所から丸見えになっている感じがしてソワソワする、というエピソードも。また、中国料理と中華料理の違いから、四大料理をはじめとするカテゴリー紹介、飛んでいるもの以外は何でも食べる!?という広東料理、満漢全席の話まで、聞いているだけでもお腹一杯になってくるようなお話も頂きました。

 後半では、現在、青年海外協力隊員として貴州省凱里市にて活動中の八丁文子さんとオンラインで繋がりました。八丁さんは中津市出身で、2019年11月より現地に日本語教育の職種で赴任中です。新型コロナウイルス感染拡大による一時帰国を経て、2020年12月に再赴任されました。配属先の高校は生徒数約3,000名、8割が少数民族というユニークな環境。当日は貴重な写真や動画とともに、漢字から推測してみる中国語クイズや現地方言の紹介などもあり、会場からも積極的な参加がありました。現地でのコロナ対応・管理状況の話も興味深く、文化の違いも感じられました。

 以下、事後アンケートから一部をご紹介します。
参加しようと思った理由:
 「多文化に興味があったから。」
 「興味があり、楽しそうだと思ったので。」
 「中国派遣最後の隊員の姿を見たかったため。」
 「少数民族社会での活動に興味があったため。」

感想:
 「雑談までとても面白く聞かせて頂きました。広東料理を一度食べに行きたい。」
 「兒玉ウェンユウさんが大連出身で当地はロシアの影響が強かったので、日本人が路面電車を作ったり建物を建てたりでわりと日本人は感謝されていると聞いて、少し安心しました。」
 「街の歴史や食文化、宴会文化など非常に面白く、興味深い話を聞くことができました。八丁さんの現地からの中継とても楽しかったです!」
 「楽しい中国を知れました。コロナなくなったら行きたいです。」

 ご来場の皆様、兒玉さん、八丁さん、誠にありがとうございました!八丁さんの残りの隊員任期におけるご活躍も引き続き大分から応援しております!

(JICAデスク大分 担当:井本)