<イベント報告・熊本>あさひばリビングワークショップ「アフリカ布de蜜蝋ラップづくり」を開催しました!

2022年9月8日

アフリカ・マラウイのお話と蜜蝋ラップについて説明する講師の渡邉亜美さん

熱いアイロンに気をつけながらゆっくりと蜜蝋を溶かします

会場前方には講師渡邉さんの活動紹介や渡邉さんお手製の蜜蝋ラップの作り方も展示

美しい柄のアフリカ布で見事な蜜蝋ラップが完成!

8月24日(水)、秋津町づくりセンターにて、あさひばリビングワークショップ「アフリカ布de蜜蝋ラップづくり」を開催しました。

「あさひば」は、秋津まちづくりセンター管轄地域の愛称で、管轄地域の秋津、桜木、桜木東、若葉の4地域からそれぞれ1文字ずつとったもの。秋津まちづくりセンター・公民館のロビーの中央に、誰でも気軽に利用でき、この場所を利用する方同士が積極的に交流していただくことで、たくさんの「つながり」が生まれることを期待してカフェのような雰囲気の地域交流スペース「あさひばリビング」が設置されています。(現在はコロナ感染拡大防止のため、臨時での開設となっています)また、地域の方等に「市民先生」として協力していただき、様々なワークショップを実施されています。

そんな「あさひばリビング」でのワークショップで、今回の講座の講師を務めた渡邉亜美さんは、元JICA海外協力隊看護師隊員として、2017年7月から2年間マラウイで活動されていました。そこで出会ったHIV患者や女性たちの健康や生活を守るため、自助グループを立ち上げ、収入向上のための支援を行われていた渡邉さん。任期終了後も継続して彼女たちとの収入向上への挑戦をすべく、現在も現地での手作りのアフリカ布製品を輸入販売する取り組みをされています。そんな渡邉さんのお話を聞いて、現地の方々にも思いを馳せながら、蜜蝋ラップ作りへ。
色鮮やかなアフリカ布を使い、蜜蝋と松脂、オリーブオイルをアイロンで溶かし、布をコーティングしていくと、蜜蝋ラップの出来上がりです。
みなさん、一生懸命取り組まれており、子どもたちの夏休み最後の思い出作りにもなったようです。どなたも、はじめは慣れない作業で難しいという表情でしたが、次第に手つきもスムーズになり、最後にはステキな蜜蝋ラップが完成しました。

蜜蝋ラップは使い捨てラップと異なり、繰り返し使用できる点からサステナブルでエコなものです。台所から考えるSDGs、ということで、ご家庭に帰られてからもSDGsを考えるきっかけとなったのではないでしょうか。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

(JICAデスク熊本 担当:尾上)