高校生実体験プログラム優勝校の学生がJICA九州を訪問しました。@長崎

2022年4月4日

初めてのJICA九州に喜ぶ学生さんたち。

学校紹介

緊張しながら発表している様子

JICA九州のみなさんと記念撮影

環境センターでSDGsについて学びました

JICA長期研修員と北九州環境ミュージアムへ

2021年12月2日に実施した、九州7県の高校生による「高校生国際協力実体験プログラム」。
それぞれの高校でSDGsのワークショップや、JICA海外協力隊になったら…と架空の国での活動計画を立案し、オンライン発表しました。コンテストで見事優勝したのは、長崎県の明誠高校の学生4名と、担当の先生。
実体験プログラムは夏休み期間中にJICA九州で実施予定でしたが、コロナ等の影響でオンライン実施となったため、今回優勝した明誠高校のみなさんには、3月16日、17日の2日間、JICA九州研修旅行に参加していただきました。

長崎を朝から出発し、昼食はJICA九州センターのJICAFeにて、多国籍料理を食べました。「匂いが違うね。」「ミーゴレンて辛い。」と言いながら食事をし、異文化を体験する学生さんたち。昼食後は、JICA長期研修員4名と一緒に北九州市環境ミュージアムへ。英語のみでの説明をみんな真剣に聞き、北九州の公害克服の歴史やSDGsについて改めて考えました。そのあとは北九州市内を視察。バスの中での自己紹介や門司港での研修員と学生さんのペアでの散策で英語でのコミュニケーションが取れるようになり、少し自信もってもらえたようです。
JICA九州に戻り研修員の母国エチオピアとタイの料理の夕食をいただいた後の意見交換では母国の紹介や研修員のおすすめの場所、学生さんの将来の夢など、テーマを決めてのディスカッション。研修員からも日本の高校生の皆さんと一緒に交流できたこのプログラムに参加して本当に良かった!と感謝の言葉もいただきました。参加者双方に学びや気づきがあり、とても充実した1日となったようです。

2日目は、JICA九州職員に実体験プログラムで学生さんが立案した活動発表をしました。
「識字率の向上」を目標に、「持続的な活動にするために現地にあるもので…」というテーマで、実際に実験で作った木のペンや野菜くずの紙を持参し、架空の国でどんな活動が必要か、現地の人でも続けていける仕組みなど具体的な計画でした。現地の人たちの生活を想像し、アイディアを出し合い、時には意見がぶつかりながらもみんなで作り上げた斬新なアイディアは聴講した方々を驚かせてくれました。発表を聞いた職員からは「このまま現地で活動ができそうだ!」との声もあがるほどでした。

昨年の夏にお会いした高校生の皆さんがプログラムを通して、学生さんたち自身の国際協力に向き合う姿勢が変化していくのを間近で見ることができ、とても良い刺激になりました。大きく成長したみなさんのこれからに期待したいと思います!
長崎明誠高校のみなさん、改めてプログラムお疲れさまでした。優勝おめでとうございました!

(JICAデスク長崎 担当:戸崎)