所長挨拶

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1965年(昭和40年)に5名の若者が「日本青年海外協力隊」としてラオスに派遣されてから、今年は50年目。既に4万人を超える日本の青年がアジア、アフリカ、中近東、中南米、大洋州、東ヨーロッパなど80を超える国々に派遣されてきました。

この半世紀の間、日本人の気質は随分変わったと言われます。しかし、JICAボランティア事業に参加する方々には、若者でもシニアでも、変わらずに受け継がれる気概のようなものがあると感じます。自分の歩むべき道を自ら切り開いていくパイオニア精神、困難に立ち向かうチャレンジ精神、常に自分自身を磨く向上心、そして厳しい状況に直面している人々を見過ごせない思いやりや奉仕の精神。このような熱い気持ちを持った人々と、彼らを暖かく見守って下さるご家族や職場の仲間、国民の皆様の深いご理解が、50年間の長きにわたりこのJICAボランティア事業を支えてきてくださったと深く感謝申し上げます。

昨年、設立20周年を迎えた二本松訓練所からも、これまでに1万人を超えるJICAボランティアたちが世界に羽ばたいていきました。彼らが心置きなく訓練と自己練磨に邁進し、赴任国で存分に活動できるのは、やはり地元の二本松市、そして福島県の皆さまからの深いご理解と力強いご支援があるからです。今般、所長としての着任にあたり、私は日本の次の50年に向けて「世界も日本も元気にできるグローバル人材の育成」という命題を掲げ、先人たちが築いてきた力強い地域連携のネットワークを継承させていただきながら、JICA事業を支えてくださる皆様へご恩返しともなるような地元と世界を結びつける活動を展開、発展させていきたいと考えています。引き続き、皆さまからの暖かいご支援とご教導を賜れれば幸いです。

平成27年4月
二本松青年海外協力隊訓練所
所長 洲崎 毅浩