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日系社会次世代育成研修(大学生招へいプログラム)の概要

1.目的

本事業対象国に生活基盤のある日本の大学生に相当する者のうち、日本に対する理解を深める強い意欲があり、将来の日系社会の発展に貢献するのに十分な素質のある者を、本邦に招へいして行う研修であり、2015年度から実施されている。

本研修では、日本人の海外移住の歴史に関する学習、その他各種研修を通じて自分たちのルーツ、日本の文化、習慣等を学んでもらい、日本に対する理解を深めることで、自らの日系人としてのアイデンティティを改めて意識すること、また研修の中で自らの考えを発信する機会を持ち、日本で得た知識、研修の成果を基に、日系社会をリードする発信力のある人材を育成することを目的としている。

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京都伝統工芸「京からかみ」製作体験

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京都の妙心寺にて座禅体験

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横浜国立大学にて着付け体験

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日本人の大学生とディスカッション

2.募集対象国及び募集人数

12カ国21名

受入 対象国 人数
12ヵ国21名
ブラジル 9
ペルー 2
パラグアイ 2
アルゼンチン 2
ボリビア 1
メキシコ 2
コロンビア 1
ドミニカ共和国 2*
ベネズエラ
ウルグアイ
チリ
キューバ

※ドミニカ共和国、ベネズエラ、ウルグアイ、チリ、キューバの5か国から2名の受入れ枠とする。

3.研修期間

約1ヶ月間
 6月〜7月に実施

4.研修実施場所

JICA横浜

5.研修概要

単元目標 研修項目
日本人の海外移住の歴史の理解、また自分のルーツを学ぶことを通じて、日系人としてのアイデンティティを涵養する。 ・海外移住資料館等の見学。
・移住に関する講義、ワークショップ
・各研修員のルーツを探る。
・2泊3日の研修旅行。
・移住学習につながる事前課題等。
日本の文化、習慣を学び日本に対する理解を深めることを通じて、日系人としてのアイデンティティを涵養する。 ・日本理解に関する講義、ワークショップ、視察見学等。
・2泊3日の研修旅行
日系人リーダー像や、各自の専門性を高める方法を知る。
地域や日系社会への貢献を考える。
・日系留学生や日系社会研修員との交流会。
・日本の大学生との交流。
・研修員の専門分野に分かれたグループ別のプログラムの実施。
・地域の多文化共生活動現場見学等。
自らの考えを発信する機会を持つことを通じて、日系社会をリードする発信力のある人材を育成する。 ・報告書作成。
・講義、視察等を通じた学習成果及び帰国後将来の目標や計画の発表報告会。

6.応募資格要件

7.実施報告書