中南米・カリブ
多様な協力ニーズと知日派人材
中南米・カリブ地域は33カ国、人口6.5億人を擁し、ジャングルから氷河まで多様な自然環境に恵まれています。域内のGDPは5.4兆ドル超と、ASEANの約1.8倍に達しています。
しかしその裏で国内格差が拡大し、域内人口の27%以上が未だ貧困であるほか、地震やハリケーンなどの自然災害、非感染性疾患の拡大や移民問題など社会課題は多く存在し、多様な協力ニーズがあります。
JICAは普遍的価値を共有する中南米・カリブ地域の国々との対等なパートナーシップを念頭に、安定的で強靱な発展を促進するための協力を展開しています。また、300万人を超える日系人が暮らし、日本の重要なパートナーである中南米地域で、知日派人材の育成や現地日系社会との連携強化にも取り組んでいます。
新たな協力の形「共創」を進める
2024年度は、環境・気候変動対策と持続可能な開発を目指す「日・ブラジル・グリーン・パートナーシップ・イニシアティブ(GPI)」が立ち上がり、これに貢献する協力を進めました。また、パナマでは日本のモノレールシステムを導入する地下鉄建設が2028年開業に向けて順調に進んでいます。
そして従来の南南・三角協力を一層促進・深化させるための技術協力をメキシコやチリで開始したほか、国際潮流への参画を目指し、ドイツなど先進国を含む多様なアクターとの連携も開始。また、米州開発銀行(IDB)とJICAが連携し実施するスタートアップ企業支援プログラム「TSUBASA」では、公的機関を対象としたビジネスモデルを提案する企業向けにガバメントコースを新設しました。