【BIWAKO Project】第3回ニカラグア版UMINOKOへ、日本人絵画アーティストFloさん参加(2023年11月)

マナグア湖水質改善に向け、50 年以上の実績を誇るびわ湖のフローティングスクール「うみのこ」を参考とした取り組みBIWAKO タスクフォースで実施している「マナグア湖保全目的の乗船型環境教育」が実施され、3年目となる今回は、日本人絵画アーティスト蓑輪 Flo 章子(以下Flo 氏)も参加しました。

Flo氏は、JICAのアイディア新規事業「Artist in Project」とニカラグア事務所 BIWAKOタスクフォースの連携した取り組みのためニカラグアを訪れ、乗船視察、地元ワークショップを開催等、首都マナグア湖の水環境改善の取り組みを進めています。

今回、3年目となるフローティングスクールは、2年目以降マナグア市役所独自の予算でマナグア湖近郊の貧困層の小学校を対象に継続実施され、水の回復実験・意見交換等を行いました。当日は10 件以上のテレビや新聞等のメディアが開講式に出席、午後のニュースで全国放映し、取り組みが紹介されました。

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マナグア湖は琵琶湖の2倍近い面積を有する巨大な湖で湖畔から雄大な景色を望むことができますが、農業排水や工業排水、生活排水の流入で汚染された水は濁り、湖畔には大量のごみが打ち寄せられるなど、環境問題が山積していました。ここ数年、ようやく水質改善の兆しも見えていますが、地元の人たちは、汚れに目を背け、以前は近寄ろうともしませんでした。そこで、マナグア湖と共存するために、JICAニカラグア事務所は水質改善に向けた取り組みを始めています。