【募集】「多文化共生・日本社会を考える」連続シリーズ第20回「日系ペルー介護福祉士から見た介護の現場と人材育成」

2023.09.28

開催日時

2023年10月26日(木)10:30~12:00

実施方法

オンライン(Zoom)で実施します。本ページの下部の「関連リンク」よりお申込みください)

内容

ペルー出身のホセ・カルロスさんは、15歳で来日し、定時制の高校に通いながら介護のアルバイトを始め、高齢者と接するうちに自然と日本語を習得し、日本文化の理解を深めました。18歳から介護の現場でキャリアを積み、25歳で国家資格である介護福祉士の試験に見事合格。その後、自らの経験を活かし、介護の仕事に就きたいと思う外国籍の方が介護施設で働きやすいよう介護セミナー「外国籍の方のための介護職員初任者研修」を主催し、講師を務めています。介護の知識に加え、日本の文化や日本人の考え方なども一緒に学ぶことができることから毎回、好評を博しています。
本セミナーでは、そんなホセ・カルロスさんの来日当初から2019年に福祉事務所を開設するまでのライフヒストリーや、現在取組まれている外国人の介護人材育成事業についてお話しいただきます。どのように高校生活を過ごし、介護の道にたどり着いたのか、その現場で感じた日本とペルーの文化の違い、家族を取り巻く価値観の違い、介護の現場で働く外国人と日本人が一緒に働くために必要な考え方とはどのようなものか、今後、日本に住む外国人に向けてどのような活動をしていきたいと考えているのか、についてお話しいただきます。
介護の現場で働く方はもちろんのこと、資格取得にチャレンジしたいと考えている国内在住外国人の方、外国人の介護人材と関わっている方、自治体やNPO団体等で外国人の生活・就労支援に携わっている方にとっても、外国人と日本人の共存・共栄のための持続可能な社会づくりのヒントがあるかもしれません。

発表時間は60分前後、質疑応答時間は30分前後を予定しています。

講師紹介

ホセ カルロス(JOSE CARLOS C. )氏

1991年、ペルーに生まれる。2006年、15歳の時に両親と共に来日し、日本の定時制高校へ入学。学業の傍ら昼間は介護の仕事をし、日本語を習得し、日本文化への理解を深める。卒業後、グループホームに勤務し25歳で国家資格である介護福祉士を取得。2019年にホセ・カルロス介護福祉士事務所※を開設し、現在は外国籍の方のための介護職初任者研修の講師を務めるほかJICA日系サポーター※の受入など介護人材育成や地域の多文化共生社会推進に取組んでいる。

画像

※JICA日系サポーターとは、
中南米に在住する日系人を日本国内の日系人集住都市に受入れ教育現場、自治体、NGO、企業などで研修を実施します。また、コミュニティでの日本語/母国語サポーター、ソーシャルワーカーといった在日日系人のサポートや国際交流促進の経験を積んでもらいます。これにより、日系人集住都市の多文化共生・地方創生に貢献するとともに、帰国後の中南米地域日系社会にも貢献することが期待されています。
関連リンク:
日系社会をサポート 移住者・日系人支援事業 | 日本での取り組み - JICA

セミナー背景・目的

150年以上前から海外に移住した日本人の子孫、日系人は中南米に200万人以上を数え、日本国内にも約30万人が在住しています。国内の日系社会の現状・課題、日系人の日本社会への貢献、共栄共存、日本のあるべき姿などを題材にJICA内外の関係者に情報発信・共有を行い、今後の課題解決に資することを目的としたセミナーが「多文化共生・日本社会を考える」連続シリーズです。オンラインで開催しており、参加費は無料です。

関連リンク

事前の登録が必要です。こちらから開催日の前日(10月25日)までに登録をお願いします。

ご質問等があれば、電子メールでJICA中南米部 計画・移住課 木村まで、件名を「10/26多文化共生セミナーについて」としてお問合せください。
(メール:5rtpm@jica.go.jp

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