新型コロナウイルス感染症はグローバル化を背景に短期間で全世界に拡大し、すべての人々の命と健康を脅かすだけでなく、経済活動の停滞や、それに伴い貧困に苦しむ人の増加、子どもたちの学習機会の喪失など、将来世代にも影響を及ぼしています。これまでJICAは「人間の安全保障」と「質の高い成長」の実現のため、世界約150か国に協力してきました。この経験をもとに、JICAは命を救うための協力を強化すべく、「JICA世界保健医療イニシアティブ」を始動させました。
中南米における取り組み
診断・治療体制の強化に向けた協力
エルサルバドル 災害復旧スタンドバイ借款活用
- 新型コロナ専門病院の緊急整備
- 遠隔ICU技術協力事業
ボリビア サンタクルス総合病院
- 遠隔ICU技術協力事業
ブラジル サンタクルス日本病院
- 帰国研修員による院内感染対策
- 助成金事業による癌センター開設支援
ブラジル 治療薬治験
- 日本発治療薬のオズワルド・クルス財 団等による臨床試験の促進
研究・早期警戒体制の強化に向けた協力
エクアドル 国立衛生研究所
- 検査機器(電子顕微鏡)の供与
ブラジル 産官学連携
- 栄研化学製検査キットの性能試験
ブラジル 研究拠点(FIOCRUZ、LIKA)
- 検査機器・試薬の供与と技術協力
予防の強化・健康危機対応の主流化に向けた協力
ペルー 日系社会との連携
- 3密防止キャンペーン
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