地域技術会議を開催しました

2023.06.29

2023年6月22日と23日に地域技術会議(国際会議です)を開催しました。
開催されたのは「気候変動問題地域技術会議」「競争力、貿易、アグリビジネス地域技術会議」「農村開発・家族農業地域技術会議」それにこれら3つの会議の参加者を一堂に会した「合同連絡会議」でした。
参加したのは、中米8カ国 の農業関連省庁の中で、これらのテーマを扱っている責任者たち、そしてこれらの活動を後押ししている研究者たちです。
主催者は中米農牧大臣会合技術事務局(SECAC)、JICAは開催費用を支援するとともに、JICAが行っている農業農村開発関連の研修の説明を行いました。
初日にはそれぞれのテーマごとの会議を開催して、8カ国共通で実施する活動に関わる議論や活動の進捗状況の確認を行いました。
二日目には、すべての会議の参加者が一堂に会して、それぞれの地域技術会議で行っていることを発表しあうとともに、それぞれの国の中で3つの技術会議の参加者同士が協調して活動を行うべきテーマの決定を行いました。
JICAコスタリカの高野支所長は、二日目の冒頭の開会式でスピーチを行い、中米農牧大臣会合とJICAが持続可能な開発という同じ目的を共有していること、またJICAから地域機関に対する協力がますます重要になってきていることを示しました。
一度に各国3人の参加者を集めた「合同連絡会議」は今回が初めての試みでした。これ以外の会議は、過去には年に数回開催されていましたが、コロナウイルス感染症や最近の航空運賃の高騰その他の理由によって、会議の開催そのものが難しくなっていました。
今回JICAの援助のおかげで対面での会議が再開できただけではなく、一度に各国3人ずつの参加者を集めた合同連絡会を開催できました。これは中米全体の農業農村開発にとっては重要な成果です。
さらに、JICAの研修に関わる説明の際には、帰国した研修員たちが頑張っている国々の代表から、研修で教えられた内容のすばらしさが他の国の代表に対して説明されました(JICAが事前にお願いしていたわけではなく、彼らが自主的にやってくれたことです)。
参加者に感謝されるとともにJICAにとっても実りの多い会議となりました。

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気候変動と統合リスク管理地域技術会議風景(22日)

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競争力、貿易、アグリビジネス地域技術会議風景(22日)

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農村開発・家族農業地域技術会議風景(22日)

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地域技術会議連絡会風景(23日)

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