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【実施報告】順天堂大学の遠隔講義と対面セミナー、日本の知見を次世代へ~JICAチェア実施:ボリビア保健セクター~

2023.11.10

9 月12~22 日にかけて、チュキサカ県にあるサン・フランシスコ・ハビエル大学(USFX)大学院で遠隔講義と対面セミナーが開催されました。
公衆衛生学修士コースでの遠隔講義は、順天堂大学医学部大学院グローバルヘルスリサーチ研究室の講師陣 5 名が「日本の保健医療の経験 PHC とヘルスプロモーション」等について 7 講義を実施、公衆衛生学修士コースの正規登録学生 29 名に加え、大学側管理者、通訳者、JICA 関係者と、毎回約 35 名が参加しました。
また、対面セミナーは白山芳久准教授を講師とし、 20 日にスクレ市の大学本部で、22 日にサンタクルス県のアキノ大学(UDABOL)との 2 大学共催で実施し、大学院生、医学生、看護学生、医療技術系学生、現職の保健医療従事者、 医学会員、行政職員など、参加者は2 都市で合計約 700 名となりました。

来年、創立 400 年を迎えるチュキサカ県スクレ市のサン・フランシスコ・ハビエル大学大学院は、アカデミアの国際化を進めており、今回の講義はそれに向けた、公衆衛生学修士課程の最初のモジュール実施です。

今回協力いただいた順天堂大学医学部大学院グローバルヘルスリサーチ研究室は2020年までの約 15 年にわたりボリビアでのJICA 事業実績の他、中南米をはじめ世界各国の大学院生を受け入れています。ボリビアの保健分野への理解が深い順天堂大学の講義は、日本の知見ならびに日本を含むグローバルヘルスの潮流が次世代へ共有される結果となりました。

実施概要

遠隔講義

9 月 12 日(火)湯浅資之教授
「公衆衛生/グローバルヘルス/プラネタリーヘルス」
9 月 13 日(水)湯浅資之教授
「日本の保健医療の経験 PHC とヘルスプロモーション」
9 月 14 日(木)Ahmad Ishtiaq 助手「NCDs(非感染性疾患)」
9 月 15 日(金)Myo Nyein Aung 准教授「ヘルシー高齢社会」
9 月 17 日(日)岡本美代子准教授「ヘルスシステムと UHC」

9月20日(水)最終遠隔講義(白山准教授)

対面セミナー

日時:9 月 20 日(水)
場所:サン・フランシスコ・ハビエル大学医学部講堂(日西逐次通訳)
内容:白山芳久準教授「日本の大学院教育 公衆衛生学修士」
Fulvio Máximo 氏「ボリビアとスクレ市の公衆衛生」
会場参加者: 約 330 名

日時:9 月 22 日(金)
場所: UDABOL 医学部講堂(日西逐次通訳)
内容: 白山芳久準教授「日本の大学院教育 公衆衛生学修士」
「感染症への備えとコントロール」
Juan Suárez 氏「アウトブレイクからワクチンまで」
会場参加者: 約 370 名

9月20日(水)セミナー会場 スクレ市(サン・フランシスコ・ハビエル大学医学部講堂)

9月22日(金)セミナー会場 サンタクルス市(UDABOL医学部講堂)

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