【実施報告】日本アルゼンチン友好議員連盟所属議員へ JICA 事業を紹介
2023.11.17
2023.11.17
日本アルゼンチン友好議員連盟のアルゼンチン側会長フェルナンデス・アグスティン下院議員(トゥクマン州選出、与党)の要請に基づき、10 月 2 日(月)、当国国会議事堂下院のサロン「デリア パロディ」で、JICA が実施している技術協力「Kaizen TANGO」、「一村一品(OVOP)」等の取り組みを紹介するセミナーを開催しました。今セミナーには同連盟所属の連邦下院議員、 同議員補佐官(秘書)、州関係者として企業家、国立技術院関係者等を含む約33名が参加となりました。
今回のセミナーは山内日本国大使とアグスティン会長の対話の中で同会長が地域経済開発分野でのJICA の上記案件に強い関心を示したことが発端となり、実施されることとなりました。
セミナー冒頭、アグスティン会長は「中小企業支援や地域開発分野において、JICA の協力が当国で成果をおさめている事実を州関係者へ周知させていくため」と開催趣旨を説明、山内在ア日本大使からは「125 年にわたる日亜外交関係の歴史において、これまで戦略的パートナーとして共に成長してきた中において JICA の協力は常に両国の関係強化の中心にあり、日本発の開発手法が日亜間のポジティブな関係を知ってもらう機会にして頂ければ幸いです」と述べました。
JICAの概要を説明後、宮城ガストン所員が「グローバル・カイゼン・ネットワーク展開 プロジェクト(Kaizen TANGO)」を、青木孝リーダーが「一村一品(OVOP)のコンセプトに沿った 市場志向型インクルーシブ・バリューチェーンの構築プロジェクト」を紹介、その後、様々なテーマでの質疑応答があり、理解を深める場となりました。
最後に武田支所長よりJICA が最も大切にしていることは、「信頼」で両国を繋ぐことであり、様々な協力を通じて知識と経験の共有に加え、クオリ ティーの重要性や価値観についても共有を図っていくことで日亜関係を強化させたいと伝え、 アグスティン会長からは、日本大使館及び JICA の協力事業に対し、改めて謝意が示され、会を終了しました。
同日のセミナー概要は、アルゼンチン連邦議会のサイトで大きく紹介されています。
https://www.diputados.gob.ar/prensa/noticias/2023/noticias_3001.html
https://www.ncn.com.ar/diputados-se-llevo-adelante-el-seminario-de-cooperacion-con-japon/
JICA 事業紹介セミナーの様子 (正面) アルゼンチン外務省、社会開発省、 国立工業技術院(INTI)他、政府関係者も多数参加
山内在ア日本国大使 とアグスティン 友好議員連盟会長
一村一品(OVOP) プ ロジェクト 青木 リーダーと Kaizen TANGO を説明した 宮城ガストン所員
北部コリエンテス州 イグナシオ下院議員
Kaizen TANGO の C/P 機関である国立工業 技術院(INTI)の マジョール総裁(女性) シェニ―ベリー副総裁
scroll