【ニュース】「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」50期記念行事を実施しました。
2023.05.16
2023年4月24日、JICAは在日メキシコ大使館、外務省、明治大学、名古屋大学協力のもと、メキシコ「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」(以下「日墨研修」)派遣50期記念行事を名古屋市のJICA中部にて開催致しました。
日墨研修は、日本・メキシコ両国の相互理解及び友好の象徴として1971年に開始された事業であり、この度派遣50期を迎えます。毎年日本人、メキシコ人がそれぞれ50名ずつ双方の国を訪れ、現在までに両国合計で約5,000名が本事業に参加しています。本年は3月27日に27名のメキシコ人50期研修員が来日し、彼らは名古屋で1か月間日本文化と日本語を学んだ後日本全国に分かれ、農業開発や日本のデザイン等の技術を学びます。
本行事では、日墨双方の政府関係者の他、日墨交流会会長、名古屋大学の研究者、メキシコ人50期研修員や日墨双方の元研修員が参加され、メキシコ市の姉妹都市である名古屋市役所より来賓を迎えました。
当日は、約50年間に及ぶ日墨研修の歴史や事業の魅力を振り返る記念動画上映にはじまり、日墨交流会会長を務める明治大学 所康弘先生より日墨交流の歴史に関する基調講演、名古屋大学の田中京子先生、星野晶成先生と東北大学の新見有紀子先生より同事業の成果についての研究発表がされました。また、記念歌の「México Bon Bon(メヒコ・ボン・ボン)」を披露し、盆踊りをベースとした振り付けに合わせて、参加者全員で輪になって踊りました。参加している期は違えど、「日墨研修」で繋がった日本人、メキシコ人の元研修員の方々が、それぞれの想いを持ちながら交流を深めており、同事業が約50年間でもたらしたものを確認することができました。
これまで、本事業実施のためにご尽力いただきました関係者の皆様、また本事業に参加頂いた研修員の皆様に、心より深く感謝申し上げます。
日墨交流会会長を務める明治大学
所康弘先生による基調講演
日墨メキシコ人50期研修員による挨拶
参加者の集合写真
参加者全員で踊ったメヒコ・ボン・ボン
元日墨研修員ラウラ・ロドリゲスさんの作品
(墨を用いてメキシコ人アーティストを描いた作品。)
日墨メキシコ人50期研修員
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