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日本・チリ・パートナーシップ・プログラム強化に関する技術協力プロジェクト討議議事録の署名

2024.06.10

日本とODA卒業国のチリが協働して中南米のSDGs達成に貢献

本年6月3日(月)チリ国際開発協力庁(Agencia Chilena de Cooperación Internacional para el Desarrollo, AGCID)のエンリケ・オファレル(Enrique O’Farrill)長官が来日し、JICA本部にて井本理事との面談が行われ、技術協力プロジェクト「新たな三角・地域協力メカニズムの共創に向けた JCPP2030 日本チリパートナシップ・プログラム強化プロジェクト」の開始に向けた協議議事録の署名が行われました。

JICAは1999年に両国政府間で締結された日本・チリパートナシッププログラム(JCPP)に基づき、これまで 20 年以上にわたり、チリと連携して第三国への支援(三角協力)を推進し、その成果は中南米各国からも高く評価されています。チリは2018 年に OECD/DAC 援助受取国・地域リストから卒業しましたが、チリを中南米地域における三角協力の主要パートナーとして位置付け、チリと協働して中南米地域のSDGs の達成に向けて協力することで、中南米地域の安定と経済の発展に貢献することが期待されています。

本プロジェクトの開始により、これまでは政策的枠組みであった両国間のパートナシッププログラム自体を「技術協力プロジェクト」として整理することにより、ODA卒業国であるチリとの新たな対等なパートナシップ関係を構築すべく、より一層の戦略性強化と柔軟性・持続性を持たせる取組みを開始しました。

具体的には、これまでチリに対し実施してきた二国間協力のアセット(海水養殖、障防災、障碍者支援、環境教育などの分野)に加え、チリが有する技術・ノウハウの強み(サイバーセキュリティー、ジェンダー平等など)を活用した三角協力を推進していく他、民間セクターや市民団体、学術研究機関等の多様なアクターの参画を促していきます。また、三角協力の効果・インパクトを適切に評価し、透明性向上のための取組みなども行う予定です。

討議議事録署名の様子(左から井本理事、オファレル長官)

討議議事録署名の様子
(左から井本理事、オファレル長官)

署名後の記念写真(左から井本理事、オファレル長官)

署名後の記念写真
(左から井本理事、オファレル長官)

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