オープンイノベーションチャレンジTSUBASA2021 結果概要
TSUBASA2021への多数のご応募ありがとうございました!2022年度の活動にも、引き続きご期待ください!
新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に甚大な影響を及ぼしている中、中南米・カリブ地域は、死者数が全世界の3割を占めるなど、特にその猛威にさらされています。また、域内の貧困層が増大するなど社会経済にも深刻な影響が及んでいます。そのような中、同地域ではより迅速に大きな開発効果が望める革新的な社会課題解決手段のニーズが高まっており、その手段を牽引する重要なアクターとしてスタートアップが注目されています。
そこで、JICAは、米州開発銀行(Inter-American Development Bank:IDB)グループのIDB Lab(注1)と共催で、「オープンイノベーションチャレンジTSUBASA」を実施し、中南米・カリブ地域のSDGs達成に資するソリューションやアイデアを有する日本国内のスタートアップ企業の発掘・支援を行います。日本発の革新的ソリューション・アイデアを中南米・カリブのニーズとマッチングさせることにより、同地域におけるニューノーマル社会の構築、共創に貢献します。
TSUBASA2021概要
2021年11月~2022年1月、オープンイノベーションチャレンジTSUBASA2021が開催されました。2021年10月中旬から公募を開始し、国内のスタートアップ企業等23社からの応募があり、うち8社が採択されました。
目的
中南米・カリブ地域のSDGsに資する革新的なアイデア、ビジネスモデル、テクノロジーを有する国内スタートアップ企業の発掘・支援
募集内容
中南米・カリブ地域のSDGsに対するソリューションやアイデア
応募要件
- 日本国内で登記済みのスタートアップ・中小零細企業
- 中南米・カリブ地域を対象にSDGs達成に資するソリューションやアイデアを有していること
(製品やサービスとして商品化する前の段階にあっても構わない) - 2021年11月中旬~2022年1月にオンラインで開催するインキュベーション・アクセラレーションプログラムに参加可能であること
採択企業への支援内容
採択企業はインキュベーション・アクセラレーションプログラムへ参加し、中南米・カリブ地域で事業を行うための準備、同地域に進出するための提携パートナー探しをオンラインで行いました。
本過程はすべてIDB Labと共有され、大きな開発効果、将来的なスケールアップが望める優良アイデアに対しては、IDB Labにおいて追加サポートの可能性が検討されています。
スケジュール
2021年11月中旬~:全体オリエンテーション
中南米地域主要国概観レビュー、進出サポート関連プログラム紹介など
2021年11月下旬~12月中旬:アイデア ブラッシュアップ プログラム
アイデア精度の向上支援、類似事例検索、提携候補先分析、進出対象国コンサルテーション
2021年12月中旬~2022年1月下旬:提携パートナー探し
現地アクセラレーター、IDB Lab等向けのオープンセッション(言語サポート有)
採択企業一覧(内代表者氏名、設立年)(注)敬称略
- 株式会社アドダイス(伊東大輔、2005年)
- 株式会社アルム(坂野哲平、2001年)
- 株式会社sustainacraft(末次浩詩、2021年)
- 株式会社Singular Perturbations(梶田真実、2017年)
- 株式会社Synspective(新井元行、2018年)
- 株式会社DIVE INTO CODE(野呂浩良、2015年)
- 株式会社チャレナジー(清水淳史、2014年)
- ミュージックセキュリティーズ株式会社(小松真実、2001年)
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