オープンイノベーションチャレンジTSUBASA2022 結果概要

TSUBASA2022へは、前年のTSUBASA2021を大きく上回る多数のご応募ありがとうございました。応募数だけでなく、採択数においても前年を超え、より数多くのスタートアップに対し中南米の課題解決のための事業展開を支援することができました。

目的

中南米・カリブ地域のSDGsに資する革新的なアイデア、ビジネスモデル、テクノロジーを有するスタートアップ企業の発掘

募集内容

中南米・カリブ地域におけるSDGs 開発課題に対するソリューションやアイデア

応募要件

✓ 日本国内で登記済のスタートアップ・中小零細企業・大企業社内ベンチャー
- 上記に該当しないケース(直近起業予定、日本人が経営層であるが国内の登記はない、等)については、TSUBASA 事務局まで個別にご相談下さい
✓ 上記募集内容に対するアイデアを有していること
- 製品やサービスとして商品化する前の段階でも構いません
✓ 2023 年 3 月~8 月まで実施のオンライン中心の事業展開支援プログラムへの参加が可能であること
- 特に前半 3 カ月についてはインテンシブな参画が可能であること

採択企業への支援内容

  • エキスパートによるメンタリング(ビジネス・インパクト両面からサポート)
  • 現地ネットワークの紹介
  • 現地渡航・通訳支援
  • IDB Labの支援ツールへのアクセス(実証・投融資ツールの申請サポート)
  • 他のプログラムへのアクセス(JICAの「中小企業・SDGsビジネス支援」や他のアクセラレータプログラムの紹介)
  • 現地資金調達環境へのアクセス
  • JICA TSUBASAサポーターによる伴走支援

TSUBASA2022に新たに導入された支援として、現地渡航および通訳支援があります。一定の条件を満たすことで、渡航費の援助を受けて進出予定国を訪問し、現地パートナー候補と直接面談をしたり、実地検証をしたりすることが可能になりました。

また、上記に加え、TSUBASA 2022では、支援プログラム期間が終了したあとの継続的な支援が明確化されました。内容は、引き続きのネットワーク形成支援を始め、コミュニティ形成や各国情報の継続的な提供などが含まれます。

スケジュール

2022年12月中旬~:各地キックオフイベント
オンライン、東京、京都、福岡にて開催のイベントにてプログラム紹介など

2023年1月初旬~2月初旬:参加企業募集
ウェブの応募フォームより、参加企業の公募受付

2023年2月:オープンイノベーションチャレンジ
書類審査・ピッチ審査を通じた支援対象企業採択

2023年3月~8月:事業展開支援プログラム
アイデア精度の向上支援、提携候補先選定、渡航支援等

2023年9月~:継続的な支援
ネットワーク形成支援や各国情報の継続的な提供等

採択企業一覧(注)敬称略

企業名 代表者名 設立年 所在地 採択時テーマ
WOTA株式会社 前田瑶介 2014年 東京都 小規模分散型水インフラによる水問題から解放された先進的住宅
サグリ株式会社 坪井俊輔 2018年 兵庫県 衛星データによる土壌解析を通じた肥料最適化と脱炭素の実現
株式会社アルタレーナ 八木俊匡 1995年 兵庫県 炭素プラットフォームによるカーボンマイナスコーヒー支援事業
メロディ・インターナショナル株式会社 尾形優子 2015年 香川県 モバイル胎児モニターiCTGにより世界中のお母さんに安心安全な妊娠・出産環境を提供
株式会社栄組 佐々木栄洋 1974年 岩手県 圧力調整注入工法によるコンクリート構造物の長寿命化支援
株式会社アクセルスペース 中村友哉 2008年 東京都 環境モニタリングなどSDGs推進への光学衛星画像データ利活用
クレジットエンジン株式会社 内山誓一郎 2018年 東京都 中南米におけるSaasシステムを通じた個人・中小企業の債権回収業務の高度化及び可視化、遵法性・倫理性の強化に向けたDXの実証事業
株式会社Eukarya 田村賢哉 2017年 東京都 防災・復興GISデータの可視化・解析OSSプラットフォーム
Green Carbon株式会社 大北潤 2019年 東京都 メキシコでの農地貯留を活用したカーボンクレジット創出プロジェクト
株式会社アールティ 中川友紀子 2005年 東京都 農業と食品加工産業むけ省人・効率化フィールドロボティックス
株式会社TOWING 西田宏平 2020年 愛知県 高機能バイオ炭を用いた土壌改良、炭素クレジットビジネスの取組

TSUBASA2022キックオフイベントの様子

TSUBASA2022キックオフイベントの様子

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