技術協力「強靭な街づくりのための土砂災害対策能力向上プロ ジェクト(SABO)」でノバフリブルゴ市の砂防ダム着工式にブラジル事務所宮崎所長が出席
2026.01.22
2026.01.22
2026年1月12日、リオデジャネイロ州ノバフリブルゴ市で開催されたSABOプロジェクトの砂防堰堤着工式にブラジル事務所宮崎所長が出席し、日本の被災、復興の歴史と、ブラジルで今後も増加する災害に向けた着工の意味合いとブラジルの将来に言及して挨拶を行いました。
ちょうど今から15年前、リオデジャネイロ州では大規模豪雨が発生し、ノバフリブルゴ市を中心に約1,300人の死者・行方不明者が発生しました。その発生から約15年の間、JICAは統合地域開発省へ協力し、構造物対策、非構造物対策等、日本の高度な砂防技術がブラジルにおいても導入され実践されるよう、ブラジルの環境に適合させ、技術移転と人材育成を進めてきました。その成果がようやく結実し、ブラジル側関係者の努力によって、今般の着工が実現しました。
今回の着工式はノバフリブルゴ市が主催し、統合地域開発省国家市民防御局長代行フェレデリコ氏、在リオデジャネイロ日本国総領事館の木下主席領事など、多くの関係機関の代表者が参列しました。各参列者からは15年越しに着工が叶ったことを祝い、ノバフリブルゴ市での砂防ダム建設で全関係者が連携することはもちろん、SABOの他の市での活用を期待する言葉もありました。また「災害リスク」を管理する防災意識の重要性についても言及があり、本プロジェクトによってブラジル側の防災意識醸成も実現できたことが改めて示されました。
市民の方々も多数参加し、プロジェクトへの高い期待と、ブラジル側が主体性をもってSABOに取り組んでいる姿勢が強く感じられる式典となりました。
ノバフリブルゴ市での今次取り組みはパイロットケースであり、将来的にはリオデジャネイロ州、そしてブラジル全土の土砂災害リスクエリアでのSABO技術の活用が目指されます。JICAは今後もブラジル政府と協力し、災害に強靭な街、国づくりの実現に取り組んでいきます。
イベント会場
国家市民防御局長代行によるプレゼン
ノバフリブルゴ市長より表彰される宮崎所長
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