JICA専門家のブラジル協力庁(ABC)への着任および活動開始「国際協力パートナーシップ及び組織枠組みに関する知見共有と強化」
2026.06.02
2026.06.02
日本とブラジルの技術協力は1959年に始まり、65年以上にわたり多様な分野で着実に成果を積み重ねてきました。中でも、1985年に開始された三角協力は、ブラジルの知見と日本の経験を融合させることで、パートナー国の発展に大きく寄与してきました。さらに、2000年には日本・ブラジル・パートナーシップ・プログラム(JBPP)が設立され、共同プロジェクトや能力強化プログラムを通じて、両国の協力関係は両国の協力は着実に強化されてきました。
6月2日、JBPPのさらなる強化を目的として、ブラジル協力庁(ABC)にJICA専門家が着任しました。佐藤専門家の派遣は、2023年に開始された支援の第2フェーズに位置付けられ、日本とブラジルの戦略的パートナーシップを一層発展させる重要な一歩となります。
近年、三角協力に対するニーズが高まる一方で、プロジェクトの形成や調整における課題も顕在化しています。こうした状況を踏まえ、JICAと ABCはこれらの課題に連携して取り組み、より戦略的かつ効果的な協力の実現を目指し、パートナーシップのさらなる強化を図っていきます。
こんにちは。このたびブラジルABCに専門家として着任しました佐藤真司といいます。2016年から2022年まで、JICAブラジル(ブラジリア出張所)に勤務しておりましたので、今回が2度目のブラジリア滞在となります。
最初の赴任時、ABCとは日常的に二国間協力や三角協力の計画、実施について協議・調整を行ってきました。JICAとは異なる組織文化に触れ、お互いの違いを尊重しながら協力を進めていくのは時に大変な経験でしたが、日本側の意向だけをもって進めるのではない、非常にフラットな協力関係に基づいて取り組みを進めることができたと感じていました。
そうした中で、今回の専門家ポストの情報に触れ、ブラジルから帰国後に業務を通じて培ったJICA事業評価に関する知見・経験をABCの皆さんと共有できれば、より成熟した協力関係を構築するのに役立つのではないかと考えるようになりました。
前任者が進めてくれたABCとの協働作業を引き継ぎつつ、評価やモニタリングといった要素を盛り込んで協力活動を展開できればと思っています。
今後2年間大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願いします。
佐藤真司