国内避難民とホストコミュニティに対するベースボール・ファイブ普及

2024.01.23

2023年10月28・29日、ブルキナファソ野球・ソフトボール協会とJICAブルキナファソ支所は、中央北部地方サンマテンガ県カヤ市にて「ベースボール・ファイブ(B5)」の普及を通じ、国内避難民とホストコミュニティを含む若年層に対するスポーツの機会を提供し、当国の社会融和に寄与することを目的とした活動を実施しました。

当日は、約100名が参加し、国内避難民・ホストコミュニティの若者、及び、ジニアレ、ワガドゥグ、カヤの高校生が、ベースボール5の試合・練習を行いました。ブルキナファソ野球・ソフトボール協会のイブラヒム・シボレ会長は、メディアからの取材に対し、B5は男女混合・ボール1つで取り組むことができる種目であり、ブルキナファソ野球・ソフトボール協会がB5を普及したことをきっかけに、2022年よりカヤではB5高校生のチームが結成されるなど、ブルキナファソでその競技人口が増えていることを強調しました。

B5の試合に臨む参加者

B5の試合に臨む参加者

取材を受けるシボレ会長

取材を受けるシボレ会長

B5は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の公式野球競技であり、2026年セネガル開催予定のユースオリンピックの公式種目となっています(2023年12月時点でブルキナファソのB5ランキングは35位)。

ブルキナファソでは、2008年~2019年までJICA海外協力隊が野球の指導を行っていました。治安情勢におりJICA海外協力隊がブルキナファソでの活動が叶わない中、ブルキナファソでは、野球・ソフトボール協会が中心となって、野球の普及と技術の向上に力を入れており、ユースオリンピックへの出場を目標に掲げています。
JICAは、ブルキナファソの若者がスポーツを通じて切磋琢磨し、相互理解と連帯を強めていくことで社会融和をもたらすと信じ、これからもブルキナファソでの野球協力を続けていきます。

参加した国内避難民・ホストコミュニティの若者、及び、ジニアレ、ワガドゥグ、カヤの高校生

参加した国内避難民・ホストコミュニティの若者、及び、ジニアレ、ワガドゥグ、カヤの高校生

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