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インタビュー
菊地格夫さん
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氏名:菊地 格夫
配属機関名:農牧省(MAG)/JV、国家保全地域庁(SINAC)トルトゥゲーロ保全地域(ACTo)/専門家
任地:サンホセ/ JV、グアピレス/専門家
職種/指導科目:気象学/JV、参加型保護区管理/専門家
派遣期間:2000年4月~2002年4月/JV、2013年6月~2018年3月/専門家 -
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コスタリカの印象(印象に残っている人やその理由、一押しの観光地等)
旅行などの短期滞在だとコスタリカの自然や気候、動植物などに印象が向きがちですが、計7年と長期滞在した自分は、コスタリカ人の優しく暖かでいつでも陽気なのに芯のある誇り高い国民性の方がとても強く印象に残っています。イチオシの観光地等は、サン・ヘラルド・デ・ドータとバラ・デル・コロラド野生生物保護区のマリア・ルイサ農園です。 -
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活動内容/業務内容
青年海外協力隊:農牧省(MAG)の開発普及局に配属。パイロットプロジェクトとして農業気象データ収集のための気象観測簡易ステーションの設置候補地をコスタリカ全土に8箇所選定して設置。同時に観測マニュアルや機器の使い方ビデオを作成して現地農家に指導して継続観測をさせ、収集したデータの分析を行った。
JICA専門家:国家保全地域庁(SINAC)トルトゥゲーロ保全地域(ACTo)に配属。参加型生物多様性保全推進プロジェクト(MAPCOBIO)に従事。プロジェクトサイトであるバラ・デル・コロラド野生生物保護区の進行管理とトルトゥゲーロ保全地域(ACTo)事務所との業務調整を行った。 -
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コスタリカでの経験がご自身に与えている影響
コスタリカでの青年海外協力隊時代、現地の方々に温かく迎えられ、支えられた経験は私の人生に大きな影響を与えました。彼らの恩に報いるため、帰国後は国内で社会人としての経験を積み、専門家としてもう一度コスタリカに戻る決意をしました。再び専門家としてコスタリカに戻った際、前職場の同僚や友人、ホームステイ先の家族との再会は、まるで故郷に戻ったかのような安心感をもたらしました。さらに新しい職場の同僚や友人たちと肩を並べ共に働くことで、私はコスタリカのために貢献できる喜びを実感しました。コスタリカの方たちと共に協力し合って働いたことは、私にとって大きな学びの場であり、成長の機会でもありました。コスタリカでの経験は、私にとって単なる仕事や生活の一部ではなく、人との深い絆を築く重要性を教えてくれました。この国で過ごした時間は、私の価値観や人生観を豊かにし、他者への感謝の気持ちを深めるきっかけとなりました。 -
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現在の隊員を始めコスタリカ協力に携わる皆さんへのメッセージ
コスタリカという自然豊かな場所で過ごすことは、皆さんの人生の中で非常に価値の高い時間として刻まれることでしょう。特に生物多様性の観点から、コスタリカは素晴らしい場所です。後からその素晴らしさを実感することになるはずです。また、コスタリカの人々は家族や親戚のような近さと温かさを持っており、彼らとの絆は、皆さんが今後の人生において勇気や元気をもらう源となり、長く交流を続けていけることでしょう。またコスタリカでの経験は、皆さんの人生の宝となり、コスタリカは第2の故郷になることでしょう。皆さん一人ひとりがコスタリカのために尽力することは、この国の未来を明るくする重要な一歩です。コスタリカでの皆さんの活動が大きな成果をもたらすことを願って、コスタリカのために関係者全員で力を尽くしていきましょう。 -
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コスタリカの皆様に送るメッセージ
Pasar siete años de mi vida en un lugar tan natural y hermoso como Costa Rica ha sido un tesoro invaluable en mi vida. Desde mi participación en un proyecto como especialista de JICA, comprendo bien que Costa Rica es un lugar increíble desde el punto de vista de la biodiversidad. Aunque no pueda visitarlo, cada vez que veo a Costa Rica destacado en los medios, su atractivo sigue creciendo, y siento un fuerte deseo de volver, de trabajar en cooperación internacional, y de contribuir a este país maravilloso.
El encanto interminable de Costa Rica no solo radica en su naturaleza y biodiversidad, sino también en el calor y la cercanía de su gente, que se sienten como familia. Actualmente, trabajo en la sociedad japonesa, que valora mucho la cultura colectivista, donde se tiende a respetar la armonía del grupo sobre las opiniones individuales, lo que a veces puede hacer que me sienta menos visible como individuo.
En esos momentos, siempre me digo "PURA VIDA". Estas palabras mágicas me recuerdan si mi vida actual es pura y brillante, ayudándome a seguir adelante con renovada energía. También me traen a la memoria las sonrisas y la calidez de los costarricenses, dándome valor y fuerza.
Costa Rica es mi segunda patria. Siempre quiero hacer algo por mi patria adoptiva, devolver el favor y algún día volver a visitarla. Hace una década, Japón era visto como un país con altos salarios donde uno quería trabajar. Sin embargo, debido al estancamiento económico y la devaluación del yen frente al dólar, Japón está cambiando hacia un destino seguro y saludable donde se quiere viajar por su comida y cultura.
Creo que desde Costa Rica ahora es más accesible viajar a Japón, así que los invito a visitar Japón alguna vez.
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