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インタビュー
本田渉さん
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氏名:本田 渉
配属先:MINAE SINAC
任地:カララ国立公園
職種/指導科目:生態調査
派遣期間:2010年4月~2012年3月 -
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コスタリカの印象(印象に残っている人やその理由、一押しの観光地等)
とにかく豊かな自然環境に恵まれた国です。太平洋とカリブ海の沿岸部から3000m級の高山帯にかけて、農牧草地、湿地、火山、階層構造の発達した熱帯雨林、雲霧林、熱帯乾燥林など多様な環境が存在します。そこで育まれる様々な動植物は非常に魅力的です。こうした豊かな自然環境を活かしたエコツーリズムのバリエーション、コンテンツはとても充実していて、飽きることがありません。 -
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活動内容/業務内容
カララ国立公園の散策道沿いでみられる動物の個体群調査。同国立公園沿いの国道で生じる野生動物の交通事故死の実態調査。現地環境NPOとの協働によるコンゴウインコ(Ara macao)の保全活動。以上3つが主な活動でした。他にも国立公園内で行われる調査研究活動のサポートや、子供たちへの環境教育などもありました。 -
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コスタリカでの経験がご自身に与えている影響
大学で動植物学を専攻していた自分にとって、生物多様性で世界的に有名なコスタリカは憧れの国でした。そのコスタリカの国立公園で、生態調査のJOCVになれると決まった時の興奮は今も忘れません。コスタリカに行くまでの自分は、豊かな自然環境の中で、目に映る動植物を素朴に楽しむだけの人間でした。コスタリカでの2年間は、そうした楽しみを享受できる時間になるだろうという、なんとも無邪気な期待を持って現地に赴きました。しかし現地で目にしたのは、豊かな自然環境が容易に破壊されうる危うい現実と、それを守るために懸命に努力する人々の姿でした。カウンターパートの国立公園職員アドリアン・アルセ、レンジャーのデニス・カンブロネロ、環境NPOの代表ロイ・アロージョ、ホストマザーのミリアン・アダニス。その他多くの人々の自然への愛情・愛着、そしてそれを守るための信念に基づく行動に、大いに触発された2年間でした。コスタリカでの経験は、その後の自分の活動のビジョンに間違いなく生かされています。 -
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現在の隊員を始めコスタリカ協力に携わる皆さんへのメッセージ
コスタリカに限った話ではありませんが、とにかく安全や健康には気を付けて活動をして頂きたいと思います。コスタリカでの協力というのは、相対的にみてやりやすいと思います。シンプルに相手のニーズに応えるのも大事ですが、日本の協力だからこそ出せる成果というものを見つけていってください。 -
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コスタリカの皆様に送るメッセージ
Mi experiencia en Costa Rica fue realmente maravillosa. Me gustaría expresar mi gratitud a todas las personas que apoyaron mis actividades allí. Espero que la buena relación entre Costa Rica y Japón continúe en el futuro.
コンゴウインコ(Ara macao)の営巣地の調査活動
野生動物の交通事故死の調査。写真はオセロット(Leopardus pardalis)の子供。
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