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インタビュー
井上武史さん
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氏名::井上武史
配属先:Centro de vida independiente Morpho
任地:Pérez Zeledón
職種/指導科目:シニアボランティア/プロジェクトマネージャー
派遣期間:2012年6月~2012年11月(SV)、2013年4月~2023年4月(PM) -
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コスタリカの印象(印象に残っている人やその理由、一押しの観光地等)
モルフォのプロジェクトでいっしょに働いていたルイス・カンボロネーロでしょう。2009年に職場のメインストリーム協会に研修員として来日して以来のつき合いでした。頚椎損傷の当事者で20歳の時に川に飛び込んで遊んでいたところ受傷、JICAの様々なプログラムに誘われることによって、彼しかできない別な人生を切り開いて行きました。
わたしたちのプロジェクトに加わった当初はまだ、出会った当初の弱々しい青年でした。プロジェクトの2年目に、ちょっとした偶然からモルフォの代表となり、それからプロジェクトの発展とともに見違えるように成長していきました。2016年の6月に国会を通過した「障害者の自立法」は、ルイスのリーダーシップなくしてはあり得えませんでした。人を見かけで判断してはいけない、人、特に機会を与えられて来なかった障害者の人には無限の可能性がある、そんなことをルイスから学んだと思います。残念ながらこの年の12月、帰らぬ人となりましたが、今でもわたしたちの心の中に生きつづけています。 -
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活動内容/業務内容
草の根技術協力事業での、日本での実践をもとにした障害者の自立生活センターの設立とセンターのサービスとしての介助派遣事業の導入。2014年のPAC市民行動党への政権交代という好条件もあって、ラテンアメリカでは唯一の障害者の権利に基づく介助者の派遣事業を可能にする9379号法を事業の成果として制定し導入しました。 -
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コスタリカでの経験がご自身に与えている影響
民主主義という政治システムが、実際にどう社会の中にあり、根づいているのかをこの身で体感したことであるかと思います。赴任した当初はどこか途上国支援のつもりで、下目に見ていたのがある時点からは学ぶことの方が多いと気づきました。職場の会議でもそれが生きていることを感じ、教育をつうじてこうして「民主的に」話し合うことが身についているんだということをいつも感じていました。 -
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現在の隊員を始めコスタリカ協力に携わる皆さんへのメッセージ
おそらく、もう少し刺激に満ちた国や赴任地はたくさんあると思います。コスタリカはいい意味で「普通な国」で、多少面白みに欠けるかも知れません。しかしこの中米の小国が、近隣の国々とは一線を画して、1947年から戦火を交えず、「平和」を維持し、それによって信頼を得て域内で役割を果たしているのを見るのは、身の丈にあった生き方のようなものを学べるかも知れません。 -
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コスタリカの皆様に送るメッセージ
Ay, me hace llorar, esta pregunta!
No sé desde cuándo, pero me di cuenta de que tuve una sensación de regresar a MI TIERRA, en cada escala en Tokio y después en Houston y la humedad que sentí al bajar del avión en San José por fin! Estoy un poco en este momento alejado de ustedes, pero no puedo imaginar sin ustedes mi vida. Les quiero mucho!!
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