インタビュー
細谷浩司さん
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氏名:細谷浩司
配属機関名:カルロス・ルイス・バジェ・マシス特別支援学校
任地:カルタゴ
職種/指導科目:ソーシャルワーカー
派遣期間:2004.7~2006.7 -
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コスタリカの印象(印象に残っている人やその理由、一押しの観光地等)
任期中、プライベートで任地カルタゴの障害者スポーツ団体と交流を持っていたのですが、その団体のフロアホッケーチームが、偶然任期1年目に長野県で開催された2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会(知的障害者のスポーツの祭典)に出場したことが驚きでした。選手、コーチの皆さんとも日本滞在を大いに楽しまれたようです。そして帰国後は、選手の多くが私の赴任先の特別支援学校の卒業生だったこともあり、選手を学校に招いて交流会を開いたり、生徒たちと学校内でホッケーサークルを作ったりもしました。
また、その団体とはサッカーでも交流を持っていたのですが(ホッケー選手の多くがサッカーと掛け持ち)、とにかく皆さんサッカーが上手い!思えば、ホームステイ先の家族や親せきともよくサッカーをしたり試合観戦をした記憶があります。コスタリカはスポーツ、とりわけサッカーに熱い国でした! -
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活動内容/業務内容
カルタゴの特別支援学校で、生徒(お子さん)の送迎のため日中学校内で過ごすお母さん方の集いの場を作り、折り紙・ペーパークラフトの手芸サークルや様々な活動を企画し、余暇活動を支援しました。そしてその関りの中から問題を抱える家庭をピックアップし、カウンターパートと共に個別の相談支援(ソーシャルワーク)を行いました。
最上級生のクラスの職業訓練の授業の一環として、学校の敷地内で菜園活動を企画し、野菜栽培の隊員仲間の協力を得て生徒たちと畑を作り、野菜の栽培、販売などを行いました。 -
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コスタリカでの経験がご自身に与えている影響
帰国後、NPO法人を設立し障害者福祉施設を立ち上げてから10数年が経つのですが、施設での就労支援の一環として、コスタリカコーヒーの輸入、製造、販売を行っており、コスタリカ(特にコーヒー)とは切っても切り離せない関係です。野菜栽培の隊員仲間の紹介でアテナスのコーヒー農家さんと知り合ったことをきっかけに、2008年からコーヒー豆の取引を開始して以降、毎年欠かさずコーヒー豆を輸入しています。
コスタリカでは、物を作る、物を売る、商売を始める、などのハードルが日本より低く感じられたことが自分にとっては新鮮で、その感覚のまま帰国後様々な活動に取り組めたことが、今に繋がっていると思います。 -
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現在の隊員を始めコスタリカ協力に携わる皆さんへのメッセージ
これまで縁のなかった遠い国コスタリカと交流できる機会を得たことは、とても幸運なことではないでしょうか。ぜひ今の交流を大切にし、そしてこの先も長くコスタリカとの縁を大切にしてください。きっと人生の宝物になるはずです。 -
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コスタリカの皆様に送るメッセージ
(6.は可能でしたらスペイン語で記述いただければ幸いです。)
La gente de Costa Rica me dio la experiencia muy preciosa en mi vida, especialmente café de Costa Rica es un tesoro para mí. ¡Que riquísimo! ¡Muchísimas gracias!
ホッケーチームを招いての交流会
保護者の手芸サークル活動
最上級生の菜園活動
細谷さんが日本で主宰している活動のパンフレット。
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