ポアス国立公園で、火山マイスター(火山減災リーダー育成)研修実施
2025.07.02
2025.07.02
ポアス火山のマイスター(火山減災リーダー)育成を目的としたトレーニングコースが開催され、地域防災委員会と国家地域保全庁の公園レンジャーの計14名が参加しました。
本講座は、北翔大学とコスタリカ国家災害対策緊急委員会(CNE)による、JICAの新規草の根協力事業プロジェクト「コスタリカ共和国観光地であるポアス火山周辺における住民主体の“火山マイスター”(火山減災リーダー)の育成」活動の1つです。
今回北翔大学から横山 光 北翔大学教授/プロジェクトマネージャー/、新堀 賢志 火山防災推進機構事務局長/国内調整員、増澤みゆき JICA研修「中南米地域火山防災能力強化」コーディネーター/現地調整員の3名がコスタリカを訪問し、CNEと連携して本研修を実施しました。
このコースでは、日本人専門家、CNE、SINAC、OVSICORI、UCRの各専門家が、ポアス火山の災害リスク管理とモニタリング、日本の火山防災戦略、地域住民参加の火山防災活動の重要性などについて講義を行いました。
14名の研修参加者は、火山災害軽減のためのコミュニティ・リーダーとしての活動を継続し、今後更に火山マイスター育成するに寄与することを確約し、ポアス火山マイスター認定証を授与されました。
また視覚障害を持つ、インクルーシブなコミュニティ開発のJICA帰国研修員も介助者とともに特別参加され、障害者の視点に立った火山災害減災の取り組みについて意見交換しました。
JICAはCNEとの新たな協力プロジェクトにより、ポアス火山マイスターの能力向上のためにコスタリカと協力を行っていきます。
scroll